【東京喰種】君がもし僕の正体を知ったなら

その13 ページ16

〜月山side〜

予想以上にこの女は僕を見ていた。
観察していた。

月「…堀の言った通りだ…」

美「ああああの、私は……」

月「僕の正体を知ってしまったならば君を喰べるしかないね」

美「…え」

月「君はこの後どうするつもりだったんだい？CCGに通報？それともAさんに連絡かな？」

美「ど…っちもです…」

月「…だろうね。だったら尚更君を帰す訳にはいかない」

美「私…殺されるの？…冗談でしょ」

月「僕自身を守るために…君を喰べる」

美「そ…んな…」

美代さんは肩を震わせている。
当たり前だ。目の前に喰種が立っているのだから。

さっさと片付けてしまおう。

美食の周りのオードブルにでもするとしよう。

僕は自分の右手を甲赫で包み込んだ。

美代さんはわなわなと震え、僕から逃げようとする。


月「逃げても無駄だよlady。こちらも派手に殺したくはないんだ…止まってくれないかい？」

美「来…るな来るな来るな来るな…!!!!」

美代さんは力無く壁にもたれかかった。

行き止まり…………


chanceだ。





もう逃げられない。









月「覚悟したまえ」









美「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」








僕は甲赫を美代さんの胸に









突き刺した。

何度もすいません。→←その12

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