モンスター派 ページ34
梅「あ、まって、コンビニ寄ろ」
ご飯食べ終わって2人で歩いてる時に梅がコンビニの前で立ち止まった。
「なにこれからやる気になってんの。いま22時ですよ。」
梅「やる気?」
「話が噛み合ってない。レッドブルー、買うんでしょ」
梅「よくわかったね。」
「私モンスター派」
梅「合わないね」
「そうだね。」
梅「買う?モンスター」
「いや、いいや。」
梅「そ。」
レッドブルーを持ってレジに行った。
その間私は入口付近に立ってた。
梅「あげる」
「ん?ありがと、」
ん。ってト〇ロのかんたのように渡してきたのは美味しそうなスイーツ。たしか今日発売って言ってた気がする。堀江瞬が。
「え、買ってくれたの?」
梅「うん。食べたそうにしてたなぁって思って」
「ありがと〜」
歩きながら食べれる感じだったのでひと口食べてみる。
「ん、美味しい〜」
さすが。このコンビニのスイーツはいつも美味しい。
梅「ちょーだい」
「はい!」
って梅の前に出すとパクッて食べた梅。
梅「ほんとだ。うっま。」
「だよね?瞬に言っとこ〜」
ってもう一口食べ、スマホを開いた時に気づいた。
「か、」
梅「か?」
「関節キス……」
梅「あははwwwwそんなこと?別にいいでしょ。」
「慣れてやがるなコノヤロウ」
なんか腹たったからスイーツを持ってない方の手でグーパンしといた。
痛い痛いって言いながら楽しそうに笑ってる梅。
現場では見た事が無い笑顔。
「……まただ。」
梅「ん?何が?」
まだ笑いが収まらないのか笑いながら梅が不思議そうに見てくる。
また、キュってなった。
「痛い……」
自然と胸を抑える。
梅「胸が痛いの?でかくなるんじゃね?良かったね。大きさ倍増じゃん」
梅に本気で殺意が湧いたのは久しぶりかもしれない。
「…あんったはなんでそういうことしか言えないの?セクハラ変態オヤジ!セク原って呼んでやる!」
梅「あっははwwww」
たまになるこの胸の痛みはもしかして恋?とか思ってた自分が恥ずかしい。誰がこんなやつに恋するか!
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作者名:ふわり | 作成日時:2021年2月16日 22時