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機嫌が悪い原因 ページ32

「……」

『梅さん!梅さん!』

「……」

梅からの告白から一晩明けた。
私たちは同じ作品に関わることが出来、今日はその収録。

梅は私の隣の隣の隣の席に座ってる。
もはやそんなことどうでもいい。


私は今、何故か機嫌が良くない。
その理由は自分ではよくわかっていないが、
隣に座ってるおじさんこと小林裕介さんは分かってるらしい。めっちゃニマニマしてくる。


「なんですか。」

小「機嫌悪いなって」

「言ってることと顔が合ってませんよ。」

小「Aこそ、言葉と表情あってないよ。
機嫌が悪い原因、あれでしょ」

そう言いながらおじさんは梅とうめにさっきからべったりの梅の後輩を指さす。

「は?何言ってるんですか!」

小「ちょっと、声でかいから。」

「あ、すみません。」

おじさんがあまりにも変な事言うから大きな声が出てしまったでは無いか。

周りの人達に頭を下げて再び椅子に座る。

小「もしかして自覚してないの?」

「別に、自覚してるとかしてない以前に、原因あれじゃないですから。」

小「動揺して立ち上がったくせに」

「いい加減殴りますよ」

小「笑顔で言わないで。」


ほんとに違うし。

梅たち見ててなんか少しモヤモヤするなとは思うけどイライラはしないし。生理前なんだな!きっと。





『梅さん、今日ご飯行きません?2人で』

ふたり?!そんなの

「ダメ!です。」

梅「は、日向?」

『え?』

小「あー、www」

「梅、原くんは、今日私と2人でご飯の約束してる。よね?ね?」

そんな約束してない。けど、なんか嫌で梅に断れ、って目で訴える。

梅「ククッうん。そうだね。ごめんね@@さん、今日こいつとご飯の約束してたみたい(・・・)だから行けないや。」

「みたい」を強調して言った梅。絶対私の事バカにしてる。


『Aさんと、梅さんって高校同じなんですよね?付き合ってます?』

「はっ、なわけ!」

いつものように即答する私。

梅「まだ(・・)付き合ってないよ」

「何まだって。まだも何も無いよ。この先一生ないわ」

梅「ふーん。どうだか。」

「何その顔、ムカつく」

さすがニヤニヤしてる系声優。
今もニヤニヤしてる。

嫉妬?そんなのするわけ→←私の頭の中はプチパニック



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作者名:ふわり | 作成日時:2021年2月16日 22時

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