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第26話 ページ27

中へ入ると玄関の前に2つの姿が現れる
動物園でしか普通は見ないであろうカピバラ_雷神丸とその上に乗っている小さな男の子_林藤陽太郎が待ち構えていた






迅「おっ陽太郎、今誰かいる?」






陽太郎「…………しんいりか……」





迅「新入りかじゃなくて・・・・・・」




迅さんがため息を着くと吹抜けの2階の扉が開く音がした
そちらに顔を見やると大きな荷物を持った栞ちゃんが出てきた





「迅さん、Aおかえり〜」





貴「ただいま栞ちゃん」





宇佐美「あれっえ?何、もしかしてお客さん!?やばい!お菓子ないかも!ちょっと待って!」




慌てた様子の栞ちゃんに苦笑いを浮かべ、私と迅さんは一旦自室へと戻った









コンコンッ






貴「はい」





迅「おれだよAちゃん」


自室のドアが開き顔を覗かせたのは迅さんだった
どうしたのかと訪ねながら部屋へ招き入れると真剣な面持ちをし口を開いた





迅「さっき、遊真を玉狛へ加入したときサイドエフェクト使った?」





貴「!・・・はい、使いました。それ以外でもですが・・・すみません」






迅「いや、いいんだよ。けど…Aちゃんあんまりその能力使いたくないんだろ?」





貴「!……はい」






そう……私は、自分が持っているサイドエフェクトをあまり好いていない





貴「……人の心を読んででしまう。それは、知られたくない過去や想いを読んでしまうことになります。だからできる限りは使いたくないです」




昔、ある子の心を読んだことによりその子がいじめられていると知った私はいじめている本人へ止めるように言った
だが、張本人は止めるどころかその子が告げ口したと勘違いし余計にエスカレートしてしまった







[あんたのせいだ……もう私に関わらないで‼]





翌日、その子は転校してしまった
その子に言われた言葉・・・
その子を傷つけてしまったことへの後悔・・・
もう嫌な思いをさせたくない






迅「……」





貴「すみません、以後気を付けますね」





上手く笑えているだろうか・・・そんなことを考えながら迅さんに苦笑いを浮かべると、じっとこちらを見ていた迅さんが口を開く






迅「……おれは、Aちゃんになら心を読まれてもいいよ」









貴「……え…?」

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設定タグ:ワールドトリガー , 迅悠一 , 愛され   
作品ジャンル:恋愛
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鈴乃(プロフ) - すごく面白かったです!あと、16ページの損得のとくは特ではなくて得だとおもいますよ!これからも頑張ってくださいヾ(・ω・ ) (2015年8月7日 23時) (レス) id: 6c27269f36 (このIDを非表示/違反報告)
- おもしろい!!ワートリいいですよねー(・∀・) (2015年6月20日 15時) (レス) id: dcc679cfe7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - すごく面白かったです!あと、設定の「強力」が「協力」になってましたよ! (2015年4月9日 16時) (レス) id: 836babe48a (このIDを非表示/違反報告)
ティア(プロフ) - Hinataさん» ありがとうございます!お読みいただいて光栄です!頑張らせていただきます! (2015年3月1日 4時) (レス) id: e80d1d9af8 (このIDを非表示/違反報告)
Hinata(プロフ) - いつも楽しく読んでます。本当に面白いです!これからも頑張って下さい。楽しみに待ってます! (2015年1月8日 12時) (レス) id: 41454c69c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティア | 作成日時:2014年12月13日 13時

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