第25話 ページ26
遊真「おっ来た来た。おーい」
前方から自転車を押しこちらに向かって手をあげている遊真くんとその隣を歩く千佳ちゃんを見つけた
遊真「オサム、えらい人にしかられた?」
修「いや……まあ叱られたけど処分は一先保留になった」
遊真「おーそりゃよかった。一安心だな」
修「まだ安心じゃない。ボーダーがおまえのトリガーを狙って来る可能性があるんだ・・・・・。それで、これからどうすればいいですか?迅さん」
迅「そうだな……いろいろ考えたけどこういう場合はやっぱシンプルなやり方が一番だな」
修「シンプルな……」
遊真「やり方……?」
迅さんが考えた一番シンプルな考え
いや、玉狛の人間だからこそ思いつく考え
迅「うん、遊真おまえ……
ボーダーに入んない?」
修「……!?」
遊真「おれが……!?」
ボーダーへの加入だとは1ミリも考えていなかったのだろう
驚きの表情を見せる修くんと微かに目を見開いた遊真くん
迅「おっと、別に本部に連れてくわけじゃないぞ。ウチの支部に来ないかって話。ウチの隊員は近界民の世界に行ったことがあるやつが多いから、おまえが向こう出身でも騒いだりしないぞ。とりあえずお試しで来てみたらどうだ?」
貴「それに、遊真くんにとっても悪い話じゃないと思うの。遊真くんが近界民だからこそ向こうが狙って来るのであって、遊真くんがボーダーだったらきっとそれも無くなる。そうしたら遊真くんも思う存分戦えると思うし、どうかな?」
遊真「ふむ……オサムとチカも一緒ならいいよ」
修「!」
迅「よし、決まりだな」
では早速といった様子で迅さんと私は再び足を進める
それに着いてくるように遊真くん達も足を進めた
迅「さあ着いた。ここが我らがボーダー…玉狛支部だ」
迅さんが足を止め振り返ったと同時に私も振り返る
後に続いた3人は玉狛支部である基地を目にすると驚きの声を発した
修「川の真ん中に建物が……!」
貴「ここはね、元々は川の状況や水質を調査する施設だったんだけど、使わなくなったのを買い取って基地を建てたらしいのよ」
修「へぇ・・・」
迅「隊員は出払ってるっぽいけど、何人かは基地にいるかな?」
修「(玉狛支部の隊員……迅さんとAさんの同僚……。やっぱりみんな腕利きなのか……?)」
基地の鍵を開けただいまと言いながら中へと入る
その後に続いて修くん達3人も基地内へと脚を運び入れる
修/遊真「!?」
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鈴乃(プロフ) - すごく面白かったです!あと、16ページの損得のとくは特ではなくて得だとおもいますよ!これからも頑張ってくださいヾ(・ω・ ) (2015年8月7日 23時) (レス) id: 6c27269f36 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - おもしろい!!ワートリいいですよねー(・∀・) (2015年6月20日 15時) (レス) id: dcc679cfe7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - すごく面白かったです!あと、設定の「強力」が「協力」になってましたよ! (2015年4月9日 16時) (レス) id: 836babe48a (このIDを非表示/違反報告)
ティア(プロフ) - Hinataさん» ありがとうございます!お読みいただいて光栄です!頑張らせていただきます! (2015年3月1日 4時) (レス) id: e80d1d9af8 (このIDを非表示/違反報告)
Hinata(プロフ) - いつも楽しく読んでます。本当に面白いです!これからも頑張って下さい。楽しみに待ってます! (2015年1月8日 12時) (レス) id: 41454c69c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ティア | 作成日時:2014年12月13日 13時