第14話 ページ15
貴「失礼します」
林藤「おっ、来たか」
貴「支部長、母から預かっていたものをお渡しします」
支部長の机に縦長のさほど大きくもない箱を置く
林藤「いつもすまねーな」
貴「いえ、母も喜んでいると思います」
林藤「だといいな…」
私と支部長の間に微妙な沈黙が流れる
私にはもう両親はいない･･･
父は黒トリガーを残して亡くなり、母は近界民に拐われてしまった
私に残されたのは、家の地下に存在する母の工房に隠された時間仕掛けの箱のみ
指定された時間が過ぎて行く度に、研究材料となるものやトリガーの複合化などの資料が出てくる箱が現れる仕組みになっている
それらをボーダーに渡すことが、最後に母から託された私の使命
父の黒トリガーと母からの使命
これを全うすることが私のやるべきことなのだから
少しばかり過去を振り返っていると持っていた隊服の内側に入れていた端末が震え出した
？…迅さんからだ
貴「はい、Aです」
迅「もしもしAちゃん？これからこれる？面白いもの見せてあげるよ」
貴「面白いもの？」
迅「あぁ、あの時メガネくんが言ってた助けたい子に会えるよ」
以前話していた修くんの助けたい子が居ると聞き直ぐに電話を終える
教えられた場所に向かおうと来た方向へ足を向けると林藤さんから声がかかる
支部長「行くのか？」
貴「はい、すみません支部長」
支部長「いや、いいさ。行ってこい」
貴「ありがとうございます。行って参ります」
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
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鈴乃(プロフ) - すごく面白かったです！あと、16ページの損得のとくは特ではなくて得だとおもいますよ！これからも頑張ってくださいヾ(・ω・ ) (2015年8月7日 23時) (
レス) id: 6c27269f36 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - おもしろい！！ワートリいいですよねー(･∀･) (2015年6月20日 15時) (レス) id: dcc679cfe7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - すごく面白かったです！あと、設定の「強力」が「協力」になってましたよ！ (2015年4月9日 16時) (レス) id: 836babe48a (このIDを非表示/違反報告)
ティア(プロフ) - Hinataさん» ありがとうございます！お読みいただいて光栄です！頑張らせていただきます！ (2015年3月1日 4時) (レス) id: e80d1d9af8 (このIDを非表示/違反報告)
Hinata(プロフ) - いつも楽しく読んでます。本当に面白いです！これからも頑張って下さい。楽しみに待ってます！ (2015年1月8日 12時) (レス) id: 41454c69c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティア | 作成日時：2014年12月13日 13時
