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第12話 ページ13

あの後私たちは別れ、私と迅さんは玉狛支部へ戻るため足を運んでいた




貴「迅さん」





迅「ん?どうした?」





貴「先程修くんに言っていた、助けたい子がいると仰ってましたが・・・」






迅「あー、その子なら多分近い内に会えると思うよ?おれも会ったことないし」





貴「そうなんですか?」




迅さんも会ったことがない相手か・・・・・・一体どんな子なのかしら




迅「…そうだ。Aちゃん、これから用事ある?」





貴「?・・・いえ」





迅「じゃあこれからお茶しない?直ぐそこの喫茶で新作ケーキが出たって聞いたんだけど」






貴「新作ケーキ・・・?!行きます!行かせていただきます‼」





突然の迅さんからの嬉しい誘いを受け、玉狛に戻る前に寄り道をすることになった
歩いて数分もしない内に辿り着いた行きつけの喫茶店
店外には新作ケーキの広告が貼り出されている






貴「・・・ところで何故迅さんがその情報を?」






迅「あー、Aちゃんのために宇佐美に聞いたんだ」







貴「えっ?」






私のため・・・?





優しげな瞳で見つめられ不意に鼓動が音を立てた。ちょっとしたことなのに何故だが恥ずかしくなってきてしまい、顔に熱が集まっていくのが分かる




迅「あれ、どうかした?」




貴「いっいえ//!」




赤くなっているであろう顔を隠すように両手を振り、店の中へと入るとエプロン姿の定員が出迎え、奥の席へと案内された
席に着いて直ぐお冷を持ってきてくれた店員へ注文する迅さん
注文を終え軽く雑談をしていると、お待たせしましたという声とともに自分の目の前に待ち望んでいたケーキが置かれた






貴「うわぁ・・・美味しそう//」






フランボワーズが一面に広がったムースケーキと生クリームと粉砂糖がまぶされたガトーショコラ
両方とも店外の広告にあった新作だ





迅「さっおれの奢りだから遠慮せずに食べろ食べろー」





貴「えっでも悪いですよ!」





迅「いいんだよ、言っただろ?Aちゃんのためだって」






貴「…何で私のためなんですか?」





迅「いやー最近疲れてる様子だったし。それにAちゃんと一緒にいれるのが嬉しいから」






貴「なっ//かっからかわないで下さい//‼」







迅「(可愛い)」

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設定タグ:ワールドトリガー , 迅悠一 , 愛され   
作品ジャンル:恋愛
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鈴乃(プロフ) - すごく面白かったです!あと、16ページの損得のとくは特ではなくて得だとおもいますよ!これからも頑張ってくださいヾ(・ω・ ) (2015年8月7日 23時) (レス) id: 6c27269f36 (このIDを非表示/違反報告)
- おもしろい!!ワートリいいですよねー(・∀・) (2015年6月20日 15時) (レス) id: dcc679cfe7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - すごく面白かったです!あと、設定の「強力」が「協力」になってましたよ! (2015年4月9日 16時) (レス) id: 836babe48a (このIDを非表示/違反報告)
ティア(プロフ) - Hinataさん» ありがとうございます!お読みいただいて光栄です!頑張らせていただきます! (2015年3月1日 4時) (レス) id: e80d1d9af8 (このIDを非表示/違反報告)
Hinata(プロフ) - いつも楽しく読んでます。本当に面白いです!これからも頑張って下さい。楽しみに待ってます! (2015年1月8日 12時) (レス) id: 41454c69c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティア | 作成日時:2014年12月13日 13時

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