可愛い僕【黒子のバスケ】【悪男主】

可愛いが5つ ページ6

そろそろ行動起こしてくるだろう



日誌に今日の出来事を書きながら
そんなことを考える


マネージャーになる？
それは無いか
モデルの方を優先するだろうし



僕はよいしょと、立ち上がり
書き終えた日誌を両手で握りしめ
職員室へ向かった



その途中、正面から歩いてきた海崎くんとバッチリ目があってしまう



何度も顔を合わせたけど、仲良くなんてないし
とりあえず、ペコッと頭を下げ通り過ぎようとした時
腕を引かれて近くの空き教室に連れ込まれた



「おい、お前わざとだろ」



壁ドンをされ、睨むように見てくる
彼と僕の距離はわずか5cm
自然と上目遣いになってしまうが、効果はないようだ



『何のこと..？』



何も知らない純粋な子のように振る舞う
とぼける僕に、痺れを切らしたのか
ふざけるなと、言ってきた


「涼太に色目使ってんじゃねぇよ、あと触れていいのは俺だけだ」



わぁ、なんて自分勝手
というか早く、どいて欲しいんだけどな



『それは、その涼太が決めることであって君が決めていいことじゃないと思うけど...』



「...うるせぇよ」


正論を言えば、すぐに、黙る
そして


「お前から全部奪ってやるよ」



そう言って教室を出ていった



宣戦布告かな
まぁ、受けて立つよ
どうせ、無理なんだろうけどね

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