可愛い僕【黒子のバスケ】【悪男主】

可愛いが19つ ページ20

海崎side



案の定、大和撫子というレッテルを貼られていた柊さんは
色んな人から批判を受けていた



無視、罵倒、悪口



やばいなこの学校
どんだけ西條好きなんだよ



「ってことがあったんスよ、..どうかしたっスか？隼人っち」



隣にいる涼太は、
ぼーっとしている俺を不思議そうに見る


「ん？いや、何でもない。それより、なんだっけ？」



「だからー、この前パンケーキ食べに行ったときに」


頬を膨らませて、また話を続けた



はぁ、なんでこんなに可愛んだろ



人懐っこくて、ちょっとバカだけど
ちゃんと人のことを見ている



そんなとこも好きになった1つなんだよ、涼太



なんて、今は絶対に言わないけど



今は...な



スマホを手に取り、カメラを自分達の方へ向けると
涼太はノリノリにポーズを決めた



カシャリ


無機質な機械の音が鳴ったあと
その写真は自動的に保存された



アルバムに１枚１枚保存されていく2人の写真



下にスクロールしながら、
あぁ、こんなこともあったな
って懐かしむ



西條より、涼太との時間は長い



大丈夫、




待ってろ西條




待ってろ涼太




必ず




お前を潰して俺のものにしてやる

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