可愛い僕【黒子のバスケ】【悪男主】

可愛いが1つ ページ2

隣のクラスにイケメンの転校生が来るらしい




この噂を聞いたのは
朝練が終わって、皆で着替えていたときのこと



一軍にも慣れ始め
メンバーとも仲良くなった涼太が、鞄を探りながら呟いた



「ま、俺よりイケメンな訳ないだろーけど」



そう自信満々に言う涼太に、隣からいつも通り大輝の蹴りが飛んでくる



『珍しいね、こんな時期に』


「そだね〜、興味ないけど」


『まあ、クラス別だしね』




興味がないといったら嘘になる
何かがおこる予感もする
でも、誰が来ようと
どんなイケメンだろうと
僕の位置は奪うことは出来ない



奪われる自信はない




「Aくん、何かあったら僕に相談してくださいね」


テツヤ


「Aに触れようものなら、俺が黙ってないよ」


征十郎


「A、今日のラッキーアイテムは緑の物を身に着けた人なのだよ。俺が側にいよう」


真太郎


「Aちんに手を出したら捻り潰すし〜」


敦


「おい、A。何かあったら俺のところに来いよ」


大輝


「俺がAっちを守るっス」


涼太


「アイツらじゃ頼りねーだろ、俺も守ってやる」


修造先輩





こんなに頼れる人達がいるんだから
まずもって、近づけないだろうね



『心配しすぎだよ、僕は大丈夫だから。でもありがとう』



微笑めばほら、また皆僕の虜になる



僕の逆鱗に触れなければ安心した学校生活を遅れるよ
転校生くん




さぁ、君はどんな人？

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