リスラムの花束【歌･い･手】 (ページ5)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:564 hit

愕然ページ5

少し引きこもり(自称)には辛かったがまぁまぁ近い病院だったので良かった。受付に行き彩葉の病室を聞く。

息を整えて扉を開ける。うん、紛れもなく彩葉だ。少し「嘘なのでは？」とも思っていたがやはりそこに眠っているのは昏睡状態の彩葉だった。

「愕然」この言葉が今の僕にピッタリだ。声が出ない。ずっとずっと隣にいて当たり前だった。笑いあっていて当たり前だった人が目の前で昏睡状態に陥っている。しかも想いを寄せている人だ。

因みに僕は今落ち着いている訳じゃない。慌てているのを顔に出せない程に愕然しているのだ。

扉が開く。振り向いてみると医者の方が検診に来た。倒れた理由を聞いてみる。

「━━━━━━━━━━━━━━━のためです。」

「……は？」

待って待って。そんなの知らなかった。ずっとずっと黙ってたって事？ずっとずっと隠してたって事？

君は僕の事を信じて無かったの？

------------------------------------

？？「お前引きこもりじゃねぇよなあ？」

( ∩ˇωˇ∩)