車内から私がお伝えします。1 ページ24
NJ『ヌナはやっぱり俺を頼ってくれる。』
うん、隣にいたから聞いただけなんだけど…
とりあえず逆らっても良い事はないのでコクコク頷く。
NJ『実は、ヌナはもう俺を頼ってくれないんじゃないかと思ってたんですよ。韓国語がわかるようになったら俺は用済みかと思って…。』
飽きたからお前ポイな!みたいな言い方やめてくれるかな。
私はそんな女ではない。
『え?そんなわけ無いじゃないですか。やっぱりリーダーに1番頼ってしまいますよ。』
NJ『ふふふ。』
ナムジュンさんがニコニコしながら私の手に指を絡ませてくる。
世に言う恋人繋ぎになった。
手汗かきそう…。
NJ『ヌナ好きです。』
へ?
NJ『ヌナは俺をどう思ってますか?』
『あ、立派なリーダーだと思ってます。』
NJ『…違う!聞きたい事はそれじゃない!』
急にナムジュンさんが大声だすから皆がビクッとしたのがわかる。
後方から何だ?とザワザワ聞こえた。
私は慌ててナムジュンさんの口に手を当てる。
『し、しーっ!運転手のおじいさんが心臓止まったらどうするんですか、皆一発お陀仏ですよ!』
NJ『…。』
えっ
ナムジュンさんが私の手を舐めたんだけど。
慌てて離そうとしたら手を掴まれて指を噛まれた。
『何するんですか!?』
NJ『ヌナが酷いから仕返しですよ。』
私が何をしたって言うんだよ。
ナムジュンさんが笑いながら袖で指を拭いて、また恋人繋ぎに戻る。
NJ『今から大阪に行きます。』
それだけ言うとナムジュンさんは膝においていた小説を片手で読みだした。
…隣のマンネの視線が痛い。
そんな大きな目で見ないでよ。
しかも近い。穴があきそうだ。
JK『俺とも手繋ご。』
『やだよ私両手塞がっちゃう。』
JK『…ヒョン達ばっかり!』
ジョングクさんが腹の底から叫ぶ。
運転手のおじいさんの肩がビクッと動いたのを私は見逃さなかった。
『ビックリするから大声出さないで!』
私が睨みながら言うと、ジョングクさんがわざとらしく息を吸って口を開く。
わかったよ!繋げばいいんでしょ!?
JK『違う。』
ジョングクさんが恋人繋ぎをして私をぐいっと引っ張ると、その拍子にナムジュンさんとゆるく繋いでた手が離れた。
NJ『ジョングガ…。』
JK『〜〜♪』
ナムジュンさんが引っ張り返す。
だけどジョングクさんがガッチリ指を絡めているので衝撃は私が全身で吸収するハメに。
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たるぎうゆ(プロフ) - やみいさん» こんにちは!物凄い褒めてもらえてこちらこそありがとうございます!嬉しい〜(o^^o)ささやかながら、お力になれたようで幸せでござります。 (2022年3月13日 16時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
やみい(プロフ) - 控えめに言っても最&高です!はぁー面白たまらん。日常の疲れやイライラが解けていきまする。出会えてよかった。素敵な作品をありか待とうございます。 (2022年3月2日 12時) (レス) @page17 id: 10e6baffc5 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - あっとゆんぎゃさん» こんにちは、いつもコメントありがとうございます!こっそり戻ってまいりました笑。相変わらず不定期過ぎな更新なのですがのんびりとお付き合いいただけたらなあと思います(^.^)本当にいつもありがとうございます! (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - JMさん» こんにちは、コメントありがとうございます!亀更新が過ぎる感じですが、待っていただけてたなんて感謝です!またこっそり更新していくと思いますのでお暇な時にでも覗いてもらえればなあと思います(^^) (2022年2月1日 15時) (レス) id: a4e68f895a (このIDを非表示/違反報告)
あっとゆんぎゃ(プロフ) - 待ってました😆❤️ムフフ← 笑 はぁ、やはりたるぎうゆ様の作品大好物です🥰🤣👍 (2022年1月31日 19時) (レス) @page49 id: 2d773c2bd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たるぎうゆ | 作成日時:2021年8月30日 18時