北一出身の白鳥沢マネージャー【5th season】【ハイキュー】

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『白鳥沢勝ったんでしょ？ おめでとう』

『ありがと。そっちもね』

『相手は青城だっけ？』

『うん』



国見と金田一には会ったの？

そんなことは訊けなかった。私だけはあの子のことを傷つけたくないから。



『……でも、決勝は正直青城以外が来てもおかしくなかったかも』

『え？ そうなの？ ダークホースでも出てきた？』



冗談で言ったつもりだったが、Aは素直に『出てきた』と言った。



『……烏野高校。青城相手にフルセット持ち込んで、しかもデュースで30点台に乗った』

『30点！？』



30点にまで持ち込むなんて、県予選じゃそうそう見ない。それこそ、強さの序列関係が強固なものとなった今の宮城では。



『“飛べない烏”なんて、もう呼べないかも』





＊

A side



「っしゃあああ！！」



影山のトスに、あのすばしっこい10番が乗ってきて速攻が決まった。



18(烏野)−22(白鳥沢)

お互い調子が悪いわけではないけど、烏野が白鳥沢に離されている状態が続いている。



「いや〜、影山いいじゃないですか。丸くなってるみたいだし。惜しいことしたのでは？」

「ん〜。でも自己主張の強いセッターは要らんわ〜」



斉藤コーチが監督に言った。

……もしかして影山に推薦をあげる話も出てたのかな。

一方で、監督は自己主張の強いセッターは要らないと言いつつ、「サーブもいいしアタッカーもイケそうか」と独り言のように呟いた。



「でも奴にはセッターへの強い拘(こだわ)りを感じた。……奴なりのな。ウチに来ても幸せじゃねえべ」




監督の言葉を聞いて、私はハッと目を開いて顎に指を当てた。



「……」



記憶を手繰り寄せて考えを巡らせていると、不意に一際大きいホイッスルの音が聞こえたのでパッと顔を上げた。


20(烏野)−25(白鳥沢)

五点差で、第三セットは白鳥沢が制していた。




(やっばー……。コレ白布さんの前で見てませんでしたとか言えないやつ……)




＿＿＿＿＿＿＿

【Aさんに質問】
Q,影山が一般入試で白鳥沢を受ける可能性は考えなかったんですか？

A「受けたところで影山の頭で受かるわけないし……」

大平「秀才な顔してるのに、頭悪いんだ……」



＊しゃぶしゃぶ回を見返したら、天童さんにはイジられまくって、葉山には振り回されまくる白布が不憫すぎた。
あと牛島さんもっと出したいのに会話への混ざらせ方がいまいちワカラナイ……。

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