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「……それでは、アオイさん。ハルトさん。パートナーにしたいポケモンは決まりましたか?」
「ぼくは……」
チラ……と相変わらず足元にいるホゲータを見た。アホの子のような表情をしている。……くそう、愛嬌のある顔をしやがって。
だが、これもきっと、運命のようなものだと思う。
「ホゲータ、一緒に来てくれるか?」
「! ……ほげーに!」
ホゲータが短い手を挙げてくれた。それを見て、柄にも合わず口元が緩んでしまう。
「ハルトはホゲータにするんだ! いいね、合ってる! 顔とか似てるし!」
「おいそれどういう意味だよ」
「うーん、どっちにしようかなあ」
不都合なことに関するスルー能力が高いアオイは、なんでもないかのようにポケモン達に向き直った。
「迷う。二匹ともすごく地面の踏み方が良かった!」
アオイが二匹の視線に合わせて屈むと、サイドのおさげがゆらりと揺れた。それを見て、ニャオハがそれを足で猫じゃらしを追いかけるように遊び出す。
「わー! かわ……」
「ぷるっ!」
すると、突然クワッスが髪の毛(なのかもしれない)をサッも整えて露骨にアオイにアピールし始めた。しかも、超、必死である。
それを見て、アオイがクワッスと視線を合わせて、普段のおちゃらけた感じからは想像できないような、どこか凛々しい笑みを浮かべた。
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昨日の深夜から体調壊して変なところで終わっちゃいました……。本当はね? 次か次の次の話で夢主とグルちゃんの回なんですよ、あの、ホントに。明日から頑張るので今日は許してください泣
人生で初めて救急病院行ったよ……( •︠ˍ•︡ )
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作者名:昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時:2023年2月25日 23時