蛇柱の継子さんどうやら恋をしたようです【我妻善逸】

芽生え　１５ ページ18

任務の前にずっと憧れていた街に行くことにした。


任務では死んでもおかしくないからやりたい事はやっておきたい。




え？うん、一人で行くんだよ。


ぼっちとか言わないで、悲しくなるから。


私どっかのぼっち柱(！？)と違って友達いるから。





暫く歩いて店の前で足を止める。



櫛など色んな髪飾りがある。

一つ花がついてる髪飾りがあって綺麗だなーと眺める。
まあ買わないけど……




善逸「あー！！」



左の方から聞き覚えのある声がした。



善逸「Aちゃんだぁぁぁああ！！！！」


走るの速いな。
善逸はズザッと私の目の前まで来た。


A「善逸、任務ここら辺なの？」



善逸「そうだよ！ほんっとに死んでしまう！」



A「善逸強いから大丈夫だよ」



善逸「いや、強くないよ？弱いよ？舐めるなよ？」



なんか善逸からどす黒いオーラが出てきた。

……これどう反応すれば良いんだと悩んでいると先に口を開いたのは善逸だった。



善逸「Aちゃんはなんでここにいるの？」



A「ずっと街に憧れてたんだ。
だから任務前に行ってみようと思って」



善逸「え、ひとr」



A「師範も蜜璃さんもカナヲもみーんな任務なんだよ。
別に私に友達がいないとか、
そういうのじゃないから！！
友だちはちゃんといるから！！」



善逸「あ、ハイ」



暫く沈黙が続くと何かを思い出したように善逸が声を上げた。



善逸「まだ時間ある！？」



A「え、うん」



善逸「俺、良い場所知ってるんだよ！！」



良い場所…とは？

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