第56話 ページ16
貴「テツヤ、ただいま。」
黒「おかえりなさい。
結果、どうでした?」
貴「何の異常も見られなかったよ。」
…赤司君の件では、と付け足すか迷ってから飲み込む。
貴「さて、寝ようか。」
布団の中に入ってポンポンと横を叩く。
黒「ボクも一緒に寝るんですか?;」
貴「当たり前じゃん。
どこで寝るつもりだったの?」
黒「それは、まぁ…そうなんですけど。」
布団をあげてると溜息をついてから入って来た。
黒「…それで?
お医者さんに何て言われたんですか?」
貴「え?」
黒「…何か、迷っているんでしょう?」
貴「ん?あー…まぁね。」
流石幼馴染。
よく分かるなぁ、癖とかあるんだろうか?
貴「私ね、」
布団の中でさっき言われた事を伝える。
貴「病気にかかってたみたい。」
黒「………え?」
大きく目が見開かれ、絶句している幼馴染に更に言葉を続ける。
貴「手術が必要らしい。」
しばらく沈黙が流れたあと、
途切れながらもテツヤの口から言葉が紡がれた。
黒「…手術…すれば、治るんですか……?」
貴「…さぁ、」
したら、治るのかもしれない。
そこの部分は、あまりちゃんと聞いてなかった。
この先、どうしようかだけ、考えていたから。
貴「迷ってるのは、受けるか、受けないか。」
黒「…!なん、で…?受ければ…っ!」
テツヤが何かに気付いたような表情をする。
貴「だから、私は望まないと。」
貴「死を、死ぬことを願わないと____」
この診断結果は、
生死を選べるという結果は、
私にとって良かった事だったのだろうか…?
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空良(プロフ) - はぴなるさん» ほんとですか?嬉しいです(*^^*)閲覧ありがとうございました! (2014年5月24日 0時) (レス) id: 5f363fc2b8 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - aumu95さん» 恐縮です!閲覧ありがとうございました(*^^*) (2014年5月24日 0時) (レス) id: 5f363fc2b8 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - よゆさん» ありがとうございます!そういってもらえると嬉しいです♪( ´▽`) (2014年5月24日 0時) (レス) id: 5f363fc2b8 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - うさぎたん^^さん» 代わりに答えて頂きありがとうございました(*^^*)閲覧ありがとうございました! (2014年5月24日 0時) (レス) id: 5f363fc2b8 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - Syukaさん» 返信遅くなってすみません(>_<)答えられずにすみませんでした!閲覧ありがとうございました(*^^*) (2014年5月24日 0時) (レス) id: 5f363fc2b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fragrance/
作成日時:2013年1月2日 21時