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第34話 ページ36

…ザワッ

廊下を歩くだけで騒がれる。

貴「………;」

ちらりと横を見ると、
赤い髪の少年は涼しげに歩いていた。

いつもと違う…多分…のは口角が少し、ほんの少しだけど上がっている事。

貴「…別れましょうか。」
赤「嫌だよ。
君も大輝に嫉妬されたいだろ?」
貴「その前にものすごい数の女の子に嫉妬されてるんで。」

廊下を歩いていれば何故か視線が集まるのはいつもの事だけど
今日は2倍近い視線を集めてる気がする。

貴「…ん?」
赤「どうかした?」
貴「嫌、って今言いました…?」
赤「……あぁ、いったが?それがどうした?」
貴「何でですか?」

別に赤司さん私と大輝にそこまでする義理ないと思うんだけど。

赤「…別に。」

赤司さんがそっぽを向く。

赤「ただ、その方が面白いだろう。」
貴「そう、ですか。」

人でおもしろがるな。

貴「あ、」
赤「ん?」
貴「…テツヤ!」

走っていこうとすると

パシッ

貴「…何ですか?」

手首を掴まれた。

赤「行くな。」
貴「…何でですか?」
赤「…君は質問が好きだな。」

そうさせてるのは貴方ですが。

赤「いいから、行くよ。」
貴「はぁ…あっ…」

手を引かれたまま進む。

赤「A、」
貴「…はい?」
赤「敬語、やめろ。それと俺の事は名前で呼べ。」

…何故命令されなければならないのか…

赤「……その方がお前の為だ。」

そう言って赤司さんはこっちを振り返って
悲しげに微笑んだ。


貴「…分かった。」

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設定タグ:黒子のバスケ , 青峰大輝 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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空良(プロフ) - 晴ハルさん» ありがとうございます^^こんなのに憧れちゃだめですよww (2013年11月7日 22時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)
晴ハル - 空良さん» 良いなぁ高校♪高校と空良さんに憧れます♪ベタ惚れ!((マジッスw (2013年11月4日 22時) (レス) id: d047e951c8 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ハル晴さん» かっこいいですか?wありがとうございますww 私は自由な所だなって思いました^^ (2013年10月16日 16時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)
ハル晴 - 空良さん» ここここここここ高3!?(( …ゴホンッ。空良様マジでカッコイイッス☆尊敬します´▽` 高校って、どんな所ですか!?気になるw!! (2013年10月15日 22時) (レス) id: e496fba0e5 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ハル晴さん» 私部活入ってないんですよ〜! あと、高3だからどっちにしろ今の時期はやれないですね; (2013年10月12日 0時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fragrance/  
作成日時:2012年11月18日 16時

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