第36話 ページ38
赤司君が去っていくのを見届けてからもその場に立ち尽くしている。
貴「はっ!ぼーっとしてた…」
え、だってキスってどういう事?
あの人モテそうだし女の人には困ってなさそうなのに
何でこんな事するの?
貴「分からない…けど取り敢えず…」
上に登ろう。
貴「あ、大輝。早いね。」
青「あー…」
何その間の抜けた返事。
ま、いいけど。
貴「………」
青「………」
何この沈黙。
ブブ…ブブ…
メール?
テツヤかな?
開くと…
貴「……誰?はっ!」
慌てて口を押さえる。
独り言とか…
大輝の方を確認するとあまり気にしてないようだった。
というかなんか、ボーっとしてる…?
まぁいい。
取り敢えず内容を確認しよう。
『大輝はどうだった?』
あ、赤司君か。
ってか誰から…テツヤかな?
『アドレスは大輝から聞いたよ。』
さいですか…。
『それと口うるさく言うつもりはないが
授業には出るべきだと思うぞ。』
やかましい。
メールはそれだけだった。
「…誰からだった?」
貴「わっ…」
バッと反射的に携帯を隠す。
てか近っ…!//
貴「あ、赤司君!」
青「ふぅん?
つか何?隠すとかどんなメールしてんの?」
ニヤニヤと笑いながら近づいてくる。
貴「普通に…」
青「普通なのに隠すか?」
貴「隠すの。」
青「…赤司と付き合ったんだってな。」
貴「へ?あ、あー…」
まぁ赤司君の遊びに、付き合ってるって感じだけど。
青「俺の事好きなんじゃねぇの?」
貴「あー…」
赤司さーん、これどうやって答えればいいんですかね??
青「さっき、赤司とキスしてた?」
貴「っ…!//」
顔が熱くなる。
青「したのか。」
何も答えないのは肯定と取ったらしく、
顔が真顔に戻る。
青「へぇ…」
冷たい声にゾクッと体が反応する。
青「お前、赤司が好きなの?」
嫌い、ではない。
青「俺に言った好きって何?」
それは多分、大輝と同じ…
青「答えろよ…」
青「答えねぇとこのままキスすんぞ。」
貴「っ!!」
どんどん近づいてくる。
唇が重なる瞬間、私は目をつむった。
軽く触れて、離れる。
心臓が破裂しそうな位バクバクいってる。
青「……なぁ、お前誰でもいいって事か?」
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空良(プロフ) - 晴ハルさん» ありがとうございます^^こんなのに憧れちゃだめですよww (2013年11月7日 22時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)
晴ハル - 空良さん» 良いなぁ高校♪高校と空良さんに憧れます♪ベタ惚れ!((マジッスw (2013年11月4日 22時) (レス) id: d047e951c8 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ハル晴さん» かっこいいですか?wありがとうございますww 私は自由な所だなって思いました^^ (2013年10月16日 16時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)
ハル晴 - 空良さん» ここここここここ高3!?(( …ゴホンッ。空良様マジでカッコイイッス☆尊敬します´▽` 高校って、どんな所ですか!?気になるw!! (2013年10月15日 22時) (レス) id: e496fba0e5 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ハル晴さん» 私部活入ってないんですよ〜! あと、高3だからどっちにしろ今の時期はやれないですね; (2013年10月12日 0時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fragrance/
作成日時:2012年11月18日 16時