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35話 ページ38

硝子に教えてもらった通り、


金魚の頭から水の抵抗が少なくなるよう角度を35〜45度位にすると



『やった〜!』

 

元気な金魚をすくうことに成功した。
カップに入った金魚を見ていると自然に笑顔が溢れてくる。



傑「今の見たか?」ボソッ



悟「あぁ…今笑ったよな?金魚見て。」ボソッ

 

傑「今の微笑みが女神に見えたのは私だけかな?」ボソッ


悟「いや、俺もだから安心しろ。」ボソッ



なんか夏油と五条がボソボソ二人で話してるから気になって聞いてみようかとしたけど、硝子が



硝子「気にしない方が身のためだ。」



と言ったため放っといてる。
 


硝子のカップの中身を見ていると、もう数匹が入ってた。現在もスルリスルリと金魚を簡単にすくっている。



そんな姿を五条達にも見せようと振り返った時……



五条「………」スススッ


夏油「………」サササッ



二人が無言で目にも止まらぬ速さで金魚をすくっていた。
カップには金魚の山ができていて、金魚が可哀想に思えてきた。



金魚すくいの屋台を開いてるおじさんなんて


頭抱えて死んだ目をしている。
私の方を向き


"お願いします。止めてください。"


と口パクで言ってきたが、二人を止めるのは無理だと思い首を横に振るとより一層顔が青ざめた。



結局、終わったのは金魚が一匹もいなくなってからだった。
おじさんがちょっと災難に思えてきた。



私は合計6匹すくい、その中で目立って見えた金魚を貰う事にした。




.⁠。⁠*⁠♡。⁠*゚⁠+ .⁠。⁠*⁠♡⁠。⁠*゚⁠+



次の屋台を探していると、射的の商品になっているブサ可愛いぬいぐるみを見つけてしまった。


実は私はブサ可愛い物が好きなのである。



『ねぇねぇ。射的しない?』



悟「いいけど、何?好きなもんでもあったのか?」



『うん。ほら見て。』



可愛いでしょ?と指をさせば、五条の顔が強張った。



悟「A、あんな物が好きなのか。」



傑「ん?A、気になる商品でもあったのかい?」



夏油にもブサ可愛いぬいぐるみを説明すると、一瞬顔を強張らせたが、すぐに笑顔になった。



傑「うん…私は否定しないよ。」



あははと薄く笑う夏油。
もうその表情が否定してる様なものじゃん。



悟「まぁ、Aの欲しいものだから、やろーぜ。」



五条がお金を払ってくれて、射的に参加出来た。



が……何故だろう。終わったであろう子供達が皆泣いて帰って来てる。

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ルルリア(プロフ) - マニ。さん» マニ。ちゃんコメントありがと〜!私もそう言ってもらえて、すんごく嬉しいよ!これからも見てくれると嬉しいな! (1月1日 10時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ルルリアさん» ✉️。続編見たよ!すんごく面白い!💝、これからも無理せずに頑張ってね!☺️ (1月1日 9時) (レス) id: 41ecfa48e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - 都愛さん» 面白いって言ってもらえて、とぉ〜っても嬉しいです!!テスト結果も褒めてくれて、ありがとうございます✨いや〜100点を取れなかったの、悔しかったなぁ〜笑 これからも読んで下さいね!!コメントありがとうございました! (11月9日 16時) (レス) @page30 id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
都愛 - テストの点めっちゃ高いですね!!尊敬します。後、話もすごく面白いです!これからもがんばってください。 (11月8日 23時) (レス) @page30 id: fc0af34533 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜ルカ | 作成日時:2023年8月22日 2時

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