【マギ】狼って怖くないよ？

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小さな町が見えてきた。

あたり一面ゴミでいっぱいだった



……
「ただいまー！」

「ただいま」


「…お、お邪魔します」

とても小さな家。でも私の家もこのくらいの大きさだった。地下に掘ってたし。



「あら、おかえり」
「おかえりー！おにいちゃん！その子は誰？」



私より少し小さな女の子がいた
それと大人の女性



「Aだ、川で倒れてたのを拾ってきた」

「…Aです」

そう言うと小さな女の子が人懐っこい笑顔で話しかけてきた


「私はマリアム！よろしくね！Aちゃん！」



「私はアニス。アリババのお母さんよ。
Aちゃん、お家は？親はいる？」





「…いいえ家族も…
村のみんなだれも残っていません」



「…そう、ここに住んでいきなさいな」

アニスさんは当然のように言った


「いいんですか？」




「いいのよ寂しかったでしょう？ほらほらそんな堅苦しい敬語は使わない！子供は子供らしくしときなさい！」



「…うん」



アニスさんは満足した顔で頷いた

「よし、ご飯にしよう」


「やったー！」

「くんできた水おいとくぞー？」


「うん！ありがとうね！」



…ここはとても暖かい。

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