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私は川に向かって飛び込んだ
それからはあんまり覚えてないや
「……！…ぉぃ！……ぉい！！
おいって！！！」
「んん？」
「あ、気がついた！カーシームー！」
「うるさいなー聞こえてるよ」
だから目の前に居る同い年くらいの幼い男の子2人のことはまだわからない。はず？
「おまえ！どうしてここの川に倒れてたんだ？ってその前に怪我してんじゃん。」
「この布巻いとけよ」
川に飛び込んだ時岩にすれて出来た傷だろう
私が流れてきた川で汚れを洗い流し
まだ出血してる大きな傷に布を巻いてもらった
「俺はアリババ！こっちがカシム！」
「お前が大声で呼んだから知ってるだろうよ」
「そっか！ところでお前！名前は？」
「え？」
「あっ名前…無かったりする？」
ハッとした顔で申し訳なさそうに
おずおずと聞いてきた
「あ、いやある。あるよ？Aっていうの。」
私はつい名前を名乗ってしまったけど悪い気はしない
「そっか！よろしくな！A！」
「コイツうるさいけどよろしくな、俺はカシム何回も言うようで悪いなwよろしくA」
「……うんよろしく」
あれ？私の手には大きめのぬいぐるみがあった
「………」
「どうした？」
不思議そうにカシムがのぞき込んでくる
私は素直に疑問に思ったことを話す
「…こんなの持ってたっけ」
「え？お前のじゃないの？」
「…いや、確かに私のものではあるよ？でも
家から持って出た記憶はないよ」
「お前。この川から流れてきたんだよな」
「…うん多分」
「お前はびしょ濡れなのにそのぬいぐるみは全然濡れてないな」
「…あ、」
アリババ「確かに！！！」
言われてみればそうだ
「…不思議だな。このぬいぐるみ一番大切にしてたやつだ」
「ふーん」
「そろそろ帰ろうぜ」
「あ、うん。そうだな
…Aもこいよ」
「いいの？」
見た感じ裕福な生活はできてないだろう
お荷物にならないだろうか
「こいよ。
アリババは意地でも連れて帰るつもりだし」
「ほっとけねーじゃん？」
アリババはすこし不貞腐れた顔で言った
「………ありがとう」
私は少しでも人の温もりが欲しかったのだろう
ちょっとついて行くことにしたよ
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美咲 - 凄く、続きが気になります。続き書いてください。待ってます。 (2016年5月8日 17時) (
レス) id: 4f5e32902d (このIDを非表示/違反報告)
リラン - ごめんなさい!なんかイラスト描けないようになってしまいました… (2016年4月6日 18時) (レス) id: 334c6fa477 (このIDを非表示/違反報告)
リラン - 私もイメ画描いてもよろしいでしょうか？ (2016年3月31日 18時) (レス) id: 334c6fa477 (このIDを非表示/違反報告)
雪味プリッツ(プロフ) - 狼のイラストが可愛くて仕方ないです…！萌えますねー！これからも更新頑張ってください！ (2016年3月30日 21時) (レス) id: 9a9ce7f6e1 (このIDを非表示/違反報告)
ユーノ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2016年3月23日 20時) (レス) id: 9748af6729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斑ふくろう。 | 作成日時：2015年12月22日 0時
