【マギ】狼って怖くないよ？

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・・・・
「・・・」

「あぁもう！

結局あなたは何を食べるんですか！！？」


「・・・」

いや、しゃべれないし？


ジャーファルはうんうんうなってる



しょうがない・・

私はベッドの下から出てきて
ジャーファルの服を引っ張った


「・・・？」


これ食べたいと


この前遊んだ果物をジャーファルに転がした


「遊ぶならボールで遊んでくださいよ・・・」

呆れたような顔でこちらをみる

失敗した


私はその果物を軽く引っかいたり噛んだりした


「・・・！」


じっとみていたジャーファルは察したのか


その果物を食べやすい大きさに切ってくれた



「・・・むぐむぐ」


「はじめからそれが食べたかったんですか？」


「・・・」


いや・・はじめはただ遊んでた
ふるふると首をふったら

｢えぇ…もうわかりませんよ…なんなんですか貴方…｣


先程より呆れたような顔をされた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今は夜

あれはリンゴというものらしい



意外とおいしかったぞ



・・・・なんとなく、


ここの人たちはいい人たちかな〜って



住んでいた村を襲った人間はまだ許せないけど


でも何だかんだカシムたちと過ごした日々は楽しかった


ここもあたたかい



だめだなぁ



バレたら捨てられるのに





自分だけ…自分が一方的に好むなんて不公平だ

私のことも好いて貰えば…捨てられる事はないかな〜なんてな





・・・・・・・・・・・・・・・・

朝


私はベッドの下から出て

自分の飼い主をおこす



てしっ
「ううん・・・

誰で・・・す・・！？

わっ！？A！？」



がばりと起きたそいつに
するりと膝の上にのってやる




「・・・？？。。？」


ゆっくり撫でられる


おとなしくしている私にびっくりしてるのを見て私は半分面白がって尻尾も振ってやった



でもあまりに動揺してるもんだからわたしもおちつけなくなっていく


とりあえず・・落ち着いてくれ
わたしはあくびしてみせた
・・・・・・・・・・・・・・

犬などはあくびでストレスや不安なきもちを訴えるらしいです

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