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ナイトとホテル ページ45

ロビーでチェックインを済ませ部屋にむかう。他のワンコの匂いがするのか大型犬用のパーカーとズボンを着たナイトがソワソワしてるのが分かった
『…ww』
「ん?」
『ナイトがソワソワしてるwいつも以上にキョロキョロしてるw』
「確かにw」
『この子他のワンコって、男爵か…かずぅのまるたと、上ドラで群馬行った時、皆がお散歩させたワンコくらいだし』
「少ないんだ?」
『ナイト大きいから小型犬に吠えられた事あって…それ以来あんまり近づきたがらないね。まるたは珍しく吠えられなかったからナイトはまるた大好きなんだよw』
「上ドラのイベントの時ずっとくっついてたもんね」
『あれは可愛すぎた』
エレベーターで上がって部屋の前まで来ると翔君がロビーで受け取った鍵でドアを開ける。扉を開けて中に入ると、窓の普段見ない海沿いの景色が広がっていた
『おぉ…すごい…』
ナイト部屋に入るとウロウロと見て回ったあとペットテーブルに入ったKnightと書かれた物を見つけてクンクンっと匂いを嗅いだ後クルっと振り返った
「すげぇ名前書いてある。それナイト用のお菓子じゃない?」
『ナイト、お菓子だって。よかったねぇ、食べていいよ。ヨシ』
翔君かあたしがいいよって言うまで勝手に食べないナイトはヨシの合図を聞いてお菓子をペロペロ舐めたあとパクっと食べ始めた
「めちゃめちゃ尻尾振ってるww」
『ドッグラン以外であんまり、おやつあげないからねwご褒美以外でおやつ貰えるのが嬉しいのかなw』
しゃがみこんでスマホを向けてカシャっと撮って、かずぅに送ってLINEのアイコンにする
「バチクソ可愛いw」
ペットフードボウルの片方にお水を入れててやると嬉しそうに飲み始め落ち着いたのか部屋の中をウロウロと探索し始めた
『ナイトさん、そこただの棚の下ですw』
「そこは入れなくない?w」
『君のサイズじゃ無理だよw』
「こんなソワソワしてるナイト珍しいw」
『上ドラのゲストで、ほわいてぃーとかずぅと梅助が来た時はテンション高かったけどね〜…ソワソワ、ではなかったから』
「アレ見たあと白井さんと梅さんにめちゃめちゃお礼言ったわ」
『あー…あの時あの2人居なかったら完全に頭からいってたからね。あんなにテンション高いナイト初めてでどうしたらいいか分かんなかった』
あの後カメラを止めてしっかりナイトは叱ったけど…珍しすぎてホントに戸惑った。ほわいてぃーと梅助ががあたしの後ろにいて支えてくれて助かった。あの時2人がいなかったらと思うと少し怖い

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作者名:福招猫 | 作成日時:2021年9月20日 23時

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