英語が喋れない監督生III

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『ん"…』


ゆっくりと眼を開ける
すると横からグリムの声がする。それも相当の大きい声


『う"るさッ…、こいつの寝言デカすぎッ』


『意地悪してやろ』と思い身体を指すと「フガッ‼︎」と言う声で
共に起き上がる。


グリム「あれ？オンボロ寮？なんだぁ〜夢か〜。
リドルなんかメじゃない最強の魔法士になれたと思ったのに、ガッカリ」
『何言ってるんだか。とにかく学校行かなきゃ。
ゴー、スクール。ok？』

グリム「わかったんだゾォ。
気を取り直して……、今日も大魔法士になるために学園へ行こう！なんだゾ！」

『朝から元気だね、羨まし…くないやごめん』


その後忘れ物をしないようにきちんと見直し、
飴を食べ、カメラを持って寮から出て行った


『バイバ〜イ』
ゴースト「いってらっしゃーい」


…


昼 食堂

あっという間に昼になる。長いようで短い時間
だが、1番の楽しみは何より食べ物である


『それにしても、この学校にもテストあるよね？いつか…。
私赤点取る自信しかしない』


説明しよう‼︎
実を言うと監督生たる貴方は英語では赤点ギリかアウトになる程だ‼︎

つまり何が言いたいかと言うと？


絶望的である‼︎‼︎

『ハハ、オワッタナ。クルーウェル先生に叱られる未来しか見えないよ』
エース「あれ？今日やたら食堂が混んでるな」


見れば並ぶというか取り合う寮生がたくさんいた
何かを欲しがっているような…？


『いやもうやばいな。関わらんとこ』


そう言い2人と1匹から離れた


『Excuse me!』
食堂ゴースト「はーい。どうしましたかー？」
『えっと、ミートボールスパゲティ。コーンスープ…
あ、デザートプリーズ！』

食堂ゴースト「はーい。待ってくださいねー」


数分後にトレイと共に、食が運ばれる
お金を出している時、向こうから何かが聞こえた

振り返れば…それはもう、想像したくもない出来事だった


『…。グリム放っておこ』


もはや諦め状態の貴方であった。


『(…アイツ絶対私の食べ物取るからなんか買お)
sorry.ビーフシチュープリーズ』
食堂ゴースト「はーい。了解しましたー」


そう言いとってきてくれるゴースト
『ゴースト優しッ』とただただ思った。

そしてお金を払い、2人と1匹へ戻る際…誰かが急いで走り去った光景を見た
『なんだろう？』と思いながらグリム達の方へ行く。
グリムは涙目だった


『…？』


デュースに『これどういう状況？』と顔で表現するも
デュースも「わからない」と言う顔だった

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