8.演劇部 ページ9
*カラ松*
「えっ、カラ松兄さん
演劇部に入部したの?」
「部活動発表会でどの部
よりもスベり倒してたのに
よく入る気になったね」
「ついに」
「ついに」
「ついに?」
さすがは、オレ!
清く、正しく、美しく!
ビューティーを求める、
オレ……
「ハン……カッコいいだろ?」
「カッコいいというか……」
「「「「イタイよね」」」」
「イタイって何だあっ!?」
また、か……
おそ松、チョロ松、十四松、トド松。
傷付けたくはなかった
のだが……
ソーリー。
「あれでしょ?中2の時
カリブの海賊の主役やっちゃった
から変に引きずってるんでしょ」
「まぁ、それもあるが。
オレは本気だっ!
演技を通して更に
パーフェクトな自分になれるんだぞっ
なんでもだ!
なりたいもの、全てに!
より多くのピーポーにオレの
魅力を伝えるのに最高だ!
チャンスだぞ!
なんて素晴らしい、アメイジング!
選ばれしギルトガイ松野カラ松なら
きっと何を演じてもアカデミー賞さ」
「はぁ〜〜〜。
前々から思ってたけどさ、
カラ松兄さんってちょいナルシスト
入ってるよね〜
自分大好きでしょ」
OH〜〜〜〜〜〜〜〜
さすがはこのオレのブラザー、
トッティィィィィィィィィィ!
わかっているな……
「アイ………ッ
ラヴッ……
ミー…………」
「きっっっっっっしょ」
決まった……
今度歌にしよう……。
「うわぁ。厨二とナルシ爆発」
「もう救いようがないね」
「問題ない。オレは孤独と
哀で生きt……」
「ねーねー、ポテチ発見伝!」
「よくやった十四松!」
「えぇ……」
何を言われようとオレは
ブラザーを愛している。
そう。
誰よりも。
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