33.6つ子だということ ページ34
*一松*
「全てを知られた手前、
罪悪感で本当に家を出てってしまう。
また独りで抱え込んでしまう。
自分の心、身体全てを捨ててしまうかもしれない。
そうなるのは許せないんだ。
だから今から俺はお前とピーをする。
俺の想いを信じてほしいから。」
((ビクッ
((ふいっ
「俺は_____、
みんなと兄弟じゃなくなるのが怖い。
お前とだって、兄弟じゃなくなるのはっ、
嫌、だから。」
((ぐすっ ずびっ
「一つだけ、どう頑張ったって
変えられない運命がある。
それは、
俺たちが『6つ子』だと言うこと。
俺たちは特別なのさ。
この狭い世界の中で俺たちは6つ子。
どんなときだって一緒だと
怖いものは無かった。
イレギュラーの存在が
イレギュラーじゃなくても
誰も驚きはしないさ。
兄弟兼恋人?
クールでとてもマーヴェラスな
響じゃぁないか!
そう思うだろう?
ハニー?」
「……はッ、
カラ松、やっぱお前、イかれてる。
これから一緒に地獄に堕ちるって
いうのに、そん、…なのっ、
適当……すぎで、しょっ…」
[俺たちは6つ子だ。]
「ノープランで生きるのも悪く
ないぜ?ブラザー?」
[俺がピーでイかれているなら]
[お前だってきっとそうなんだろうね]
((チュク…
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