第23話：急募、鴉をメルカリで売る方法 ページ25
「＿エ、本当に魔法石を探しにドワーフ鉱山へ行ったんですか！？」
『ハ』
「いやぁ、まさか本当に行くなんて…しかも魔法石を持って帰ってくるなんて思っていませんでしたよ」
ドワーフ鉱山から行きと同様、鏡を使って学校へと戻ってきた私達は魔法石をクロウリーさんに渡すべく、早速彼の元へと訪れた訳なのだが…。
冒頭で投げ掛けられたあの言葉。
目の前で驚いた表情を浮かべるクロウリーさんには、開いた口が塞がらなかった。
それはエースもデュースもグリムも同じである。
しかもこの人、退学の手続きまで行っていたらしい。
「な、なんて野郎なんだゾ！」
『こっちは？あんなに？怖い思いまでして？化け物と戦ってたのに？…ぬわーｯ！許さんこの鴉ｯ！！』
「ちょｯ、おおお落ち着いてください！トラッポラ君スペード君彼女を抑えてｯ！…って、化け物？」
「モンスターが出てきたんスよ！」
「…ふむ、詳しく話を聞かせて貰えますか？」
＿＿
＿
クロウリーさんに学園長室へと通された後。
ドワーフ鉱山での出来事を洗いざらい話すよう促された私達は、互いに顔を見合せた後に、ポツリポツリと事の全容を語っていく。
改めて思い返してみるとめちゃくちゃ大変だったな。三人と一匹で頷きあっていれば、クロウリーさんが突然お〜〜〜ん！と泣き始めた。(引)
「この私が学園長を務めて早ン十年…NRC生が手と手を取り合って敵に立ち向かい、勝つ日が来るなんて！」
「んな、僕はコイツと手なんて繋いでいません！」
「俺だってAとしか繋いでねえわ気持ち悪ぃ！」
『え、私達身も心も繋がったじゃん！ひどい、遊びだったの！？』
「オイやめろその言い方！つーか学園長いくつ！？」
ギャーギャー騒ぎまくる私達とは裏腹に、いつの間に涙を拭ったのだろう、何故か冷静に此方を見つめてくるクロウリーさん。
そして「A君！！」と大声で名前を呼ばれたかと思えば、ガシｯと両肩を掴まれた。
「今回の件で確信しました。A君、貴女には間違いなく猛獣使い的才能がある」
『猛獣使い…(困惑)(微妙に嬉しくない)』
クロウリーさん曰く、この学園の生徒達は皆で優秀な魔法士の卵なのだが、優秀だからこそプライドは高く我は強いし手は取り合わねえし自己中。
そんな彼等を導く為には、この才能が学園に必要…なんだとかどうとか。
「A君、貴女は間違いなくこの学園の未来に必要な人材となるでしょう」
『んな大袈裟な…』
「大袈裟じゃないです！」
『うるさ』
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月次 - あ、画力をですね、すみません、主語抜けちゃってました！ (2021年7月18日 15時) (
レス) id: 34cc41e784 (このIDを非表示/違反報告)
月次 - 絵、上手いですね！俺にも分けていただけませんか？ (2021年7月18日 15時) (レス) id: 34cc41e784 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - しろぎつねさん» ご指摘ありがとうございます！！！完全に丸の位置反対になってますね！！申し訳ないです！！！読んでくださってありがとうございます！！！！監督生ちゃん気に入ってもらえて良かったです！！！ (2021年4月19日 17時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
しろぎつね(プロフ) - 夢主ちゃんの豪快だけどビビリな性格が可愛くて好きです！面白い小説のご投稿ありがとうございます！ ところで50話の「諦めたら試合終了ですよ」のくだり西●先生ではなく安●先生では無いですか？もしわざとでしたら申し訳ありません^^; (2021年4月15日 0時) (レス) id: 46c2545315 (このIDを非表示/違反報告)
あまいろ(プロフ) - そこら辺の水道水さん» そんなに推してもらえてほんとに嬉しいですw書いてて良かったー！と思えますねー！！！いつもありがとう！！！もっと輝けるように頑張りたい！！！！頑張りマッスル！！！！ (2021年3月1日 0時) (レス) id: a7b2172907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまいろ
| 作成日時：2021年1月19日 0時
