円堂の血を引く私と円堂守・・・ 【second】

５５話・お約束　５/２３ ページ5

私は綺麗な湖に連れて行かれた

真ん中には神話とかで神様たちが戯れそうな憩いの建物らしきものがある

なんか・・

あ(・・私・・死んでないよね・・？)

ここまで現実離れした美しい世界を見せられたら、自分がいるのが本当に地上かどうか疑わしくなる

エ「ここでだったら水浴びしても全然OKだからさ!」

「OKだからさ!」

・・・じゃないわよ!!

あ「ちょっと待ちなさいよ!出来るわけないじゃない!!だって・・!!」

エルフェルは私の罵声に少し驚いた表情をしたが、すぐに笑顔になった

エ「・・だって?」

あ「・・・ほ、ほかの人にも丸見えじゃない・・」

私は目で「あなたのことよ!」と訴えた

エルフェルはさらに少し笑ってみせた

エ「人間って変わってるんだな。そんなこと気にするんdあ「気にするに決まってるじゃない!!」

そう言うとエルフェルは考えるポーズをした

エ「・・じゃぁ終わったらよんでくれてらいいよ!そこらへんで暇つぶしとくしさ!」

・・・ふざけんな!

・・と言いたかったけど、このベトベトさはどうにかしたい・・

私は覗かないと信じて湖にはいった

あ「ん〜気持ち〜!」

久々すぎてもう声も出したくない・・

私はしばらく水の中に潜りながら何かを忘れてることに気がついた

あ(そうだ!!ロココだ!!)

私は思い出し、服のあった場所へ向かった

でも、置いていたはずの服がなかった

代わりにへんなっ見覚えのない服があった

あ(・・まさか・・これを着ろってこと!?)

私は少し考えた

でも、着るものが他にないんだもの・・仕方ない・・

そう思って変わった服に身を包んだのだった

そして・・その瞬間だった

あ「さっきから視線感じるんだけど!!エルフェr・・・」

エルフェルだと思ってふりかえってみると、そこに立っていたのは

あ「セ・・イン・・」

顔を真っ赤にしてセインが立っていた

セ「・・み、見るつもりは・・なかったんだが・・その・・////」

あ「・・・」

もっと早くに気づくべきだった・・

私は恥ずかしくて顔から火が出そうだった・・

その時だった

グイッ!!

あ「きゃぁっ!」

エルフェルが現れ、私の手を引いて走り出す

エ「んじゃぁ借りてくよ〜!」

セ「エ、エルフェ・・!!ちょ、ちょっと待て!!エルフェル!!」

セインの声を全くきかず、エルフェルは私の手を引いていたのだった

５６話・ブレスレットと言い伝え　＋　お願い→←５４話・興味

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