◇修行4 ページ30
魈の言う通り、好奇心で行動する節があり
危うさが目に付くが…
それは純心故の、心の優しい持ち主だと言う事だ…
『…えーと、岩王ていくん…が…璃月を作った…』
「そうだ」
《ただ見てるだけなんて、悔しいっ》
「…」
《失いたくないからだよ》
彼女と出会ってそう日は経っていない
だが、この数日で彼女の人間性が沢山見れた
臆病で泣き虫で…好奇心旺盛で…素直
ブレる事のない強い意志
探究する心も持ち合わせ
自分より他人を優先する
喜怒哀楽がはっきりしていて、惹かれない筈がない…
魈とも簡単に打ち解ける事も出来る
大した娘じゃないか？
『ごほう…夜叉は、魔神戦争の時に…』
「…」
分からない言葉だらけだろうに…
『じゃあ、魈はその魔神戦争で死んだ魔神の残留した死骸のせいで、あんなに赤いヤツが残ってたのか…それじゃやっぱり眠れなかったんじゃない？』
「！……どうしてそう思う？」
『だってモヤモヤあったら苦しいでしょ？しかも何か聞こえるんでしょ？私なら気持ち悪くて寝れないもん』
「…そうか…」
俺達で感知出来ない気配を彼女は感知出来る
それもあってか、勘も鋭い
俺の曖昧な返事を気にする事無く、彼女は筆を走らせる…
とんでもない集中力だ…故に話し掛けると驚いてしまうのだろう
頭の切り替えも早い
スイッチが入るとまるで他人のようだ
訓練したら本当に俺より強くなってしまいそうだな…
ざっと彼女の印象はこんなもんか？
『〜♪〜〜…♪〜』
聴いた事のない鼻歌を歌いながら、紙に書いて行く
彼女が奏でるメロディは何とも言えない心地良さだ
魈が寝てしまうのも理解出来る
『あ、そう言えばさ』
「何だ？」
こちらが勝手に用意していた茶を飲んでいると不意に彼女が顔を上げた
『私あの時痛くて余り覚えてないんだけど、凍れって思って叫んだら凍ったの。あれ元素力かな？』
「あぁトリックフラワーの時か？恐らくそうだろうな…」
『神の目を持ってる人じゃないと元素力って使えないんじゃなかったけ？』
「本来であるならばそうだ。これには俺も驚いていたんだ」
『……あれ？…鍾離さんも分からないのか』
「恐らくだが、きっと君の“言葉の力”のせいだろうな」
『“言葉の力”？元素力じゃなくて？』
コトリと湯呑みを置くと、彼は腕を組みいつもの語らう体勢になった
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葉(プロフ) - わわわわわっ申し訳ありませんんっありがとうございますっっ！気が付きませんでしたっっ！外しましたっっっ！ご報告ありがとうございます！ (2023年2月8日 17時) (
レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ！外したほうが良いと思います｡ (2023年2月8日 11時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - あぁあありがとうございますっっ色々書きたい話し沢山あるので頑張って更新出来たらなぁと思います！とても励みになりますご感想ありがとうございました！ (2023年2月7日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - 更新頑張ってください！！！！ (2023年2月7日 16時) (レス) id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - いいですね、この関係性というか話の進み方構成というか、、好きです…… (2023年2月7日 16時) (レス) @page32 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺翠 | 作成日時：2023年2月1日 10時
