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答えは5文字 3 ページ3

そんなことを考えていると、ふじがやとよこーさんが帰りの支度を終え楽屋を出ようとしていた。


「お疲れー」


そう声をかけると、ふいにふじがやと目があった。


「 」


口パクでふじがやが何か言った。

たぶん5文字の言葉。

なんて言ったんだ…?

わからないままふじがやは楽屋を出て行ってしまった。

ずりぃーよ、おまえは。

こんなの気になるに決まってんじゃん。

こうやって俺を翻弄するのが本当にうまい。


「俺も帰る支度しなきゃ」


ニカの声で我に返り、俺も帰る支度を始めた。

帰りの支度をしながらも考えるのはふじがやの言葉。


「 」


ねぇ、なんて言った?

何を伝えようとしていた?

おまえは何を思ってんの?

こんなこと考えたって答えは出ないし無駄なことだとわかってる。

けど、頭から離れない。

他のことを考えようとしてもすぐにふじがやのことが思い浮かぶ。

こんなにもふじがやのことばかり考えてしまうのは……

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作者名:ふち子 | 作成日時:2015年11月8日 22時

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