明日また会えるのに ページ12
「海もなんだかんだでゆっくり出来なかったわね〜」
特にAは。と最後に付け足すと冷たい視線を送ってくるA
『なによー、バタバタしてる間にチャーミーさんとかと海満喫してたの誰よ〜』
「そんなプンプンしないでよ。可愛い顔が台無しよ？」
『わたしも美味しいもん食べてワチャワチャしたかった』
「また今度行けばいいじゃない、ね？」
『そうだね、また…行きたいなぁ〜…』
「……。」
少し歯切れの悪いAの返事に少し違和感を感じる。何か引っかかるのよね〜…
「……ねえ、A…」
『ん？どうしたの？』
いつもの優しい表情に戻るAに余計不安を感じる。何も周りに悟られないように振舞っているように見えてしまって。
「Aは、ずっとココにいてくれる？」
『…うん、居たいと思ってる』
「そう。…そうよね」
いきなりの質問に一瞬目を見開いたけど、すぐにまっすぐ見つめてくるAの目に嘘はないと思う。でも、何か感じる。嫌な予感が。
そう、Aがいつか近くから消えてしまうような感覚がたまにする。
Aはたまに儚げに笑うから。今にも消えてしまいそうに笑うから不安になる。
でもAが何も言わないならそれ以上聞かない方がいいのよね、A…
変な空気にしてごめんねと謝るといいのよ、バネッサ大丈夫？と逆に私を心配してくれるA。
その優しさがまた心に染みてまた彼女に依存したくなる。
「全然大丈夫っ！A大好き〜！」
『えへへ、わたしも大好きよ、バネッサ』
魔女の森から逃げてきて友達といえる存在のいなかった私にやっと出来た友達。
年が10歳ほど離れているとも思えないような落ち着いた居心地のいい空気感が本当に好きで、ずっと一緒に居たいのに何か離れていきそうでたまに切なくなる。
「さあ！今日はとことん呑むわよ〜！」
『今日はって、いつも呑んでるじゃない』
「いいのいいの！ほら、一緒に出かけましょ！」
そう言って手を引くと困ったように笑いながらも付いてきてくれるAに嬉しくなる
ああ、この世に神のような存在があるのならば、
どうか、どうか。
わたしの大好きなAとずっと友達で一緒にいられますように＿＿＿
.
﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋
バネッサ目線でした。
主人公以外の目線から書きたくてやっと書けました。
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妖狐の巴衛(プロフ) - フエゴレオンのエがェになってます！ (2018年5月6日 18時) (
レス) id: 2ff3e29f1d (このIDを非表示/違反報告)
fuca(プロフ) - 白龍さん» コメントありがとうございます！皆さんの期待に応えられる内容になるか不安ですがまた続編書いていくので楽しみにしていただけたらと思います(o^^o) (2018年5月6日 10時) (レス) id: 70fbe25f18 (このIDを非表示/違反報告)
fuca(プロフ) - 匿名さん» コメントありがとうございます(o^^o)続編楽しみにしていただけて嬉しいです！また更新頑張っていきます(o^^o) (2018年5月6日 10時) (レス) id: 70fbe25f18 (このIDを非表示/違反報告)
fuca(プロフ) - ミリアさん» その時の場面でこういうのがあったらいいなと思いその都合に良いものを考えついただけですよ(o^^o)あとは原作などと被らないようにだけ気をつけました。 (2018年5月6日 10時) (レス) id: 70fbe25f18 (このIDを非表示/違反報告)
白龍 - お疲れ様でした！そして続編待ってますーーーーーーーー！！！そしてフエゴレオン団長助かってくれ！！！ (2018年5月5日 19時) (レス) id: 8060fe6cc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fuca | 作成日時：2018年3月18日 12時
