1.サッカー部入部 ページ2
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無事にこの日の授業も全て終わり、外に出ると様々な部活が勧誘を行っていた。
私は勿論サッカー部に入るつもりだ。
どの部も積極的に新入生に駆け寄って話し掛けたりしていたが、奥の方で固まっている人達が。
しかもどこかで見た事がある。
『あのー』
「わわっ!は、はい!」
返事をしたのは白いロシア帽を被った女の子。
『もしかして、サッカー部の方々ですか?』
「そうです!あ、入部希望者ですか!」
『はい』
「皆!うちに新しく部員が入ってくるよー」
その声に、色んな反応を見せる部員達。
こっちに来て、と手を引かれやって来たのは学校内にある部室だった。
「キャプテン、新しい部員を連れて来ました!」
と言いながら部屋のドアを開け、私を中に入れた。
「本当かい?ありがとう」
聞いたことのある声。聞いたことというか毎日聞いている。士郎兄さんの声だった。
『兄さん……来てたんだ』
その言葉で回りは静まり返った。
「「「兄さん!?」」」
「キャプテンの妹だったのか!?」
『はい』
と短く答えるAは如何にも面倒くさそうな顔をしている。
「ようこそサッカー部へ!吹雪Aちゃん」
語尾に音符が付きそうな位明るい声で手を広げる士郎兄さん。
段々近づいて来る。
兄さんが抱きついてくる瞬間に私は地面を蹴って後ろに避けた。
「何も避けなくても……」
『兄さん。頼むからここでそう言う事はしないで』
歓迎ムードなのにも関わらずAは不機嫌そうだった。
『ていうかアツヤ兄さんは?』
「アツヤ?もうすぐ来るんじゃない?」
その時だった。
「やっぱり来たか!俺の可愛い妹よ!」
来た、もう一人の厄介な兄が。
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氷の疾風(プロフ) - タピタピさん» わわわ、尊いだなんて……ありがとうございます!!!最近多忙で中々まとまった更新時間が取れませんが完結させられるよう頑張ります! (2020年1月22日 22時) (レス) id: 61b7fc8a8d (このIDを非表示/違反報告)
タピタピ - お話し内容ちょー好きです......尊い.....これからも頑張って下さい!応援してます! (2020年1月21日 21時) (レス) id: ce0225beb5 (このIDを非表示/違反報告)
氷の疾風(プロフ) - コメントありがとうございます!とっても嬉しいです!!これからも更新頑張ります! (2019年8月28日 11時) (レス) id: 61b7fc8a8d (このIDを非表示/違反報告)
ひらはらひらは(プロフ) - 吹雪兄弟すごいな…とっても面白いです!続き楽しみにしています! (2019年8月28日 7時) (レス) id: 8fced89393 (このIDを非表示/違反報告)
氷の疾風(プロフ) - みなさん» コメントありがとうございます!吹雪兄弟は個人的にそういうイメージがありまして笑 これからも頑張って更新していきます! (2019年8月27日 11時) (レス) id: 61b7fc8a8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷の疾風 | 作成日時:2019年8月24日 15時