【小説】転生者達の高校ライフ (ページ33)

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○33話〈壱葉〉ページ33

各自が部屋に行く前に、ネックレスと制服を渡された。どうやらネックレスを付け集合らしい。

「大分殺風景な部屋やねー」
部屋の中は随分と質素なもので、テーブルやベット等しか見当たらない。というかベット使うの初めてじゃん。

早速ネックレスをつけようとしたら、案外難しいもので。
「……う」
「出来ない……」
ネックレスなんてつけたこと無かったからか、大分時間がかかった。
ずーっとカチャカチャやっていると、
「おっ、出来たか？」
と思ったら出来ていなかった。
難し！あれ、着物着るより難しいのでは？
(個人の感想です。)
この時クランが居れば絶対早い。
そう思っていると、
「あっ、ついた」
普通についた。
いざ上を向くと、
「似合わん……？」
普通に似合わない。

……のか？
あとでアイツに聞こうと思い、さっさと行動をした。
「んじゃあ行きますかー」
既に集合場所には、数人が集まっていた。
見覚えのある顔が一人程。げ、あの人は……

「さっきの金髪ちゃん……」
「ん？あぁ！壱葉さんですね！申し遅れちゃいました、アリス・グラヴィダです！宜しくね！」
「私はスオーナです。宜しくお願いします」
「俺はノエル。宜しく」
「僕プシュケー！であの片腕無し猿轡男はアズマ看守！よろしくぅ！」
「……そういうご趣味？」
「ゥアー！！(違う！)」
「あぁ壱葉！あんたも来てたんだな！構え！」
「シルヴィアちゃんとお知り合い？」
「まあ……ね」
ちょっと言い難いからか言いはしないけども、自分がライバル視しててあちらはなんか引っ付いて来るのだ。

うーん、この時点で確信した事が一つ。
これからは波乱万丈な日々を送りそうだ＿＿＿。