19.一件落着…? ページ20
――――――――――――――――――――Aside
風「うわっ…切られてるし…!!
大丈夫?痛みとかは?」
貴「私は…だいじょ…ゲホッゲホ…」
風「大丈夫じゃないじゃん!!
こんな時まで強がんのやめたら?!」
貴「…ごめん…なさい…」
うれしかった。風斗君が来てくれて。
もちろん向こうでチャラい人たちを殴ってる侑介君も。
風「ねぇ侑介!そいつらぼっこぼこにしていいから!
この子切られてる!!」
侑「言われなくてもッ!!やってんぞッ!!ダラッシャァアア!!」
ガラガシャとものすごい音を立てて殴っている侑介君ですが…
なんか、チャラい人たちが哀れに見えてきます
椿「ダイジョーブ?!」
梓「怪我とかなかった?!」
遅れて椿さん、梓さん、右京さん、雅臣さんなどが出てきて
ひとまず警察をよんで事の収拾は付きました
*
警「君は救急車が来たらすぐに行くといい。
こいつらは我々警察が刑を下す」
右「よろしくお願いします」
貴「す、すみませ…あ、いえ、ありがとうございます…」
ペコリとお辞儀をすると、敬礼をしてパトカーに乗り込んでいった
雅「とりあえず応急処置はしたけど…痛む?」
貴「…少し。すみません」
雅「大丈夫だよ。それよりそんなに深い傷じゃなくて良かった」
日向先輩から借りたキャミソールは血に濡れてしまったし
もう着てても変わらないということで脱いで
パーカー1枚の私。
雅「…ごめん…僕、もう部屋戻るね…」
貴「あ…ありがとうございました…ッ!!」
青い顔をしていった雅臣さんが心配…
右「気にすることはありません。いつもああなんです」
貴「へ…?」
右「雅臣兄さん、昔から血が苦手で…」
貴「…なるほど…」
悪いことを、しちゃったなぁ…
そんなことを思っていたら傷口がまた痛み出した。
貴「…ッ、」
立っていられない。
椿「A?!」
梓「大丈夫?!」
みんなの声が遠くに聞こえる―――
視界が真っ黒に塗りつぶされた。
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S - とてもいいお話ですね♪これからも頑張って下さい!! (2014年5月11日 13時) (レス) id: bcec243cdc (このIDを非表示/違反報告)
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