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『何しに行くの？』
「何って..ご飯食べて進路の相談乗ってもらいます」
『本当にそれだけ？』
「それ以外することないです」
『なんでそうなったの？』
「この間あの喫茶店で勉強してたら...そういう流れになりました」
何故かテヒョンさんからの質問責めにあう私。
『進路の相談なら俺が乗ってあげる』
「そうですね。でもソクジンさんにもせっかくなので相談してきます」
『なんで？あいつ彼女いるじゃん』
「知ってますよ...でもそういうことじゃなくてただ相談したいだけですもん」
少し前までソクジンさんに憧れを抱いていたけど彼女がいると知ってからはその気持ちを仕舞うようにしていた。
でも一緒にご飯なんて誘われてしまうとその仕舞った気持ちを思い出してしまうのは仕方のないことで週末を待ちわびているのも事実だった
『どうしても行くの？どうしても？』
「行きますよ普通に...行っても行かなくてもテヒョンさんに関係あります？」
『ある！全然ある！....いや、あるようで無いかな？無いけどあるの！』
「言ってる意味わからないので行きます」
『まあいいけどさ...俺は心の広い男だから...でもさ〜男の人と2人で出かけるの俺が初めてって言ったじゃん！！』
口をとがらすテヒョンさんは本当に精神年齢が低いみたいだ
「...確かにテヒョンさんが初めてですけど言いましたっけそんなこと」
『...そうかどちらにせよ..まあ..うん...ブリュレ一口頂戴』
「...どうぞ」
テヒョンさんは本当に行動も言葉も全く読めないので
奥さんはさぞ大変だろうなと喉まで出かけた言葉を飲み込んだ。
いつの間にか後ろの3人はいなくなっていて窓の外は暗くなっている
『帰ろっかそろそろ』
「そうですね」
『あ、これ返す』
テヒョンさんはポケットから小さくなった紙を私の手のひらに乗せた
「あ、忘れてました」
『それくらいが丁度いいよ』
「え？」
『考えたくないときは考えなくていいし忘れちゃうくらいが丁度いいよ』
「テヒョンさんらしいですねなんか笑 テヒョンさんと一緒だとなんか気が楽になります」
『惚れた？』
「惚れないです笑 でもテヒョンさんが旦那さんだと楽しそうですね」
『かわいいこと言うね〜』
「でもテヒョンさんの奥さんは大変そうなので私はいいです笑」
『俺より素敵な旦那さんいないよ？』
少し不貞腐れたようなテヒョンさんと冷たい道を進むと雪が降り始めて
初雪だね、とテヒョンさんは嬉しそうに笑っていた
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おさる - 一回だけじゃなくて何度も見たくなるようなお話でした。次回の小説も楽しみにしています！ (2018年9月27日 10時) (
レス) id: 61e830c75b (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - らむさん» そう言っていただけて嬉しいです（；；）ありがとうございました！ (2018年7月19日 11時) (レス) id: 6fe35b1797 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - 感動……すごく面白くて楽しかったです！！映画で見たいくらいです(*^◯^*)大好きなテテでこんな素敵なお話書いてくださったことに感謝です！！ (2018年7月19日 1時) (レス) id: a7a9735bca (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ゆんさん» お付き合いありがとうございました(>_<) (2018年7月17日 18時) (レス) id: 67f3dc7c68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - とても素敵なお話をありがとうございました^_^ (2018年7月17日 17時) (レス) id: 8e5cc19314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2018年6月23日 18時
