検索窓
今日:13 hit、昨日:3 hit、合計:153,535 hit

10 ページ10

『何にするか決めた?』

「あ、いやまだなんですけどそれよりテヒョンさん!」

今度は私が小声になってしまう

『ん?』

「あの3人テヒョンさんの奥さんのことお話してました」

『え?まじ?』

「まじです。奥さん、私と同じ高校みたいです」

『.....なんで?』

「紺ブレザーに白セーターって言ってました。この辺で白セーターって私の高校だけですよ」

『その制服じゃなかったと思う』

「忘れちゃったんじゃないですか?あの白い人が一緒に見たって言ってましたよ」

ちらっと後ろを振り返ったテヒョンさんにつられて一緒に3人の方を見てみると

さっきとは違いこそこそと話しをしている

『ジミナの見間違えでしょ』

「そうですか...情報掴めたと思ったんですけど」

『それより何にするか決めた?』

「...ブリュレにします」





それからハンバーガーとコーラを交互に口に運ぶテヒョンさんの後ろからチラチラと感じる視線


「テヒョンさん」

『ん?』

「後ろからすごく見られてるんですけど...」

『気のせい気のせい』

当の本人は全く気にしていないみたいだ

「っていうか奥さんのことどうするんですか?早く探したほうが...」

『もう見つけた』

「え!?それなら早く教えてくださいよ」

『へへ、忘れてた』

へらっと笑うテヒョンさん

「...どうでした?」

『めっちゃかわいかった』

「...よかったですね」


言葉ではそう言いつつも心ではあまり嬉しくない

それはもうテヒョンさんと会う理由がなくなってしまったから


「じゃあ、もう帰るんですか?」

『そうしたくても帰り方わからない』

「あ、さっきも言ってましたね」

『だからここにいる間はAのこと守ってあげる』

「...守る?」

『Aは俺みたいな25歳の男に話しかけられてついてきちゃうような子だから俺がそばで守ってあげる』


何故かドヤ顔のテヒョンさんの答えになっていない答えに少し嬉しくなってしまう

「大丈夫ですよ。テヒョンさん以外の知らない大人の人にはついていきまんから」

『当たり前でしょ!知ってる男でも付いてっちゃだめだから!』

「それは私の自由です笑」

『え、ちょっと待ってその可能性があるってこと?』

「ソクジンさんと今週ご飯食べに行きます」

『え?....ちょっと待て聞いてない』

「今初めて言いましたもん」

『いや、今までの人生で初耳なんだけど』

「だから、今初めて言いました」

『あいつ大人だからダメ』

「でも知らない人じゃないです」

11→←9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (358 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
478人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , BTS , テヒョン   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おさる - 一回だけじゃなくて何度も見たくなるようなお話でした。次回の小説も楽しみにしています! (2018年9月27日 10時) (レス) id: 61e830c75b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - らむさん» そう言っていただけて嬉しいです(;;)ありがとうございました! (2018年7月19日 11時) (レス) id: 6fe35b1797 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - 感動……すごく面白くて楽しかったです!!映画で見たいくらいです(*^◯^*)大好きなテテでこんな素敵なお話書いてくださったことに感謝です!! (2018年7月19日 1時) (レス) id: a7a9735bca (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆんさん» お付き合いありがとうございました(>_<) (2018年7月17日 18時) (レス) id: 67f3dc7c68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - とても素敵なお話をありがとうございました^_^ (2018年7月17日 17時) (レス) id: 8e5cc19314 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年6月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。