【FAIRY TAIL】翠玉の恋Ⅴ (ページ9)

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妖精の球ページ9

ミストガンside

マカロフ「結論から言おう。滅竜魔導士たちが時の狭間にいる以上、我々に竜を倒す手段はない」

滅竜魔導士でも敵うかわからない竜を私たち人間が相手をするなど無理難題だ。

エルザ「だが…戦わぬ訳にはいかん」
グレイ「倒せないにしても動きを封じる事くらいはできねえかな」
エルザ「奴には魔法そのものが効かん」

魔法も剣も効かないアクノロギアをどうすればいいかと悩む。

ルーシィ「一つだけ…手があるかもしれない」

作戦の内容を聞く間も無くアクノロギアがやってきてしまった。

ルーシィ「何人か先行してハルジオンの港へ向かって‼大きな船を準備するの‼」

船…つまり乗り物。それは滅竜魔導士の弱点。

ルーファス「滅竜魔導士の弱点‼‼」
オルガ「アクノロギアを船に載せようって事か」
ソラノ「けど…そんな作戦一時的に「おえ～」てなるだけだゾ」
ルーシィ「その一瞬のスキに…あの魔法が使えれば…」

魔法が効かないアクノロギアにどうしようというのだろうか。

ルーシィ「レビィちゃんとフリードはあたしについてきて‼ギルドの図書館でその魔法を探す。みんなに追いつけるようにハッピーたちも。
あとのみんなは先行してハルジオンへ向かう組と…危険だけどアクノロギアをハルジオンに誘導する組に分かれてほしい。
それとハルジオンにはできるだけ多くの妖精の尻尾のメンバーに集まってほしい」
ミネルバ「そういうこなら誘導は妾たちが引き受けるが…」
ユキノ「その魔法って何なのですか?ルーシィ様」
ルーシィ「たった一つ。アクノロギアでも壊さなかった絆の魔法」

その魔法について数人が心当たりのあるようだった。

ルーシィ「妖精の尻尾三大魔法の一つ。妖精の球」

マカロフ「しかしあれは防御魔法…確かに奴では破壊できなかったが…」
エルザ「まさか」

どうやらそのまさかだった。

ミラ「アクノロギアを妖精の球の中に」
リサーナ「閉じ込めるつもり⁉」
ラキ「そんな事できる訳…」
ルーシィ「やるしかない。一か八か最後の賭けだよ」