【FAIRY TAIL】翠玉の恋Ⅴ (ページ5)

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マスターページ5

Aside

ミストガン「まさかオーガストがAの兄弟だったとはな」
A「私もびっくりだよ」

プレヒトは私に兄弟がいるなど、一言も言った事がなかった。

A「いたなら教えてくれればよかったのに」

そしたら未来が変わっていたかもしれないのにと思う。

ミストガン「あとはゼレフとアクノロギアか」
A「どっちを先に倒すか…」

その時ギルドから物凄い音が響いてきた。

ミストガン「今のは…」
A「ギルド?」

もしやゼレフが妖精の心臓を手に入れてしまったのだろうか。

A「行こう」
ラクサス「待てよ。A」

振り返るとラクサスたちがいた。

フリード「初代からギルドには近づくなと言われている」
ビックスロー「何か策があっての事だろう」

そのラクサスの腕の中ではマスターが眠っていた。

ラクサス「早くギルドに帰らせてやりてえんだけどな」

ついさっきまでアルバレスについていた私を誰も責めようとしなかった。

A「みんな…ごめんなさい……私…」
ラクサス「誰もおまえの事を責めようとなんて思ってねえよ」
A「でも…」

私がいればマスターは死ななかったかもしれない。

ラクサス「無事帰って来れたんならそれでいい」
A「…」
ラクサス「おかえり」
A「…ただいま」

私は本当にいい仲間に恵まれたなと実感した。