【FAIRY TAIL】翠玉の恋Ⅴ (ページ1)

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ありがとうページ1

Aside

もう一人の"私"は消え、やっと"私"になれた…ん?元々"私"は一人しかいないけど人格的には二人いて…でもやっぱりと心の中で自問自答を繰り返す。

ミストガン「フッ」
A「え、何」
ミストガン「元に戻ったと思えば百面相してるからつい」
A「…してないもん」

ここで私はミストガンに言わなければいけない事がある事に気づいた。

A「ミストガン…えっと…その……ごめん。もちろん謝って済む事じゃない事くらいわかってる」
ミストガン「別に気にしなくていいのに」
A「でも、私」
ミストガン「Aが戻ってきてくれればそれでいい」

そう言って頭を撫でてくるミストガン。その優しい声と手つきに涙がまた溢れてくる。

ミストガン「今日はよく泣くな」
A「だって…」
ミストガン「早くギルドに帰ろう。皆もAを待ってる」
A「うん」

改めてミストガンが好きだなと思った。

ミストガン「あ、魔封石外し忘れてたな」
A「そう言えばそうだったね」

手際よく魔封石を外していく。
ただ魔封石を外しているだけなのに幸せだと感じる。

A「ありがとう、ミストガン」