妖精の尻尾と孤独の竜

No,032 ページ36

sideレイカ

前を歩くのは、超ご機嫌のルーシィ



ハッピー「うわ…もう機嫌直ってる」



ウェンディ「珍しい本見つけて嬉しいんだろーね」


何て言いながら、呑気に歩いてます。



エドルーシィがギルドに帰ってから、ルーシィはずっと機嫌が悪かった。



同じ自分として、許せなかったらしい。



まぁ、もう機嫌も直ってるから、この話を振るのはやめておく。



別に空気読めない訳じゃないからね。うん。



なんて、ひとりで色々想像していると、不意にルーシィが笑顔で振り向く。



その時、ふと思った。



この少女には、笑顔が似合うなぁ。と。




何でそう思ってたのかは知らない。




するとそのまま、ルーシィが話し出した。






ルーシィ「あんた達、少しはこの世界について知ろうと思わない訳？

歴史書が物語ってるわ。この世界って面白い‼

たとえばここね100年以上前だけど…エクシードっていう一族がいたのね」


ナツ「興味ねえって」


思わず私の口元が緩む。だって、楽しそうじゃない？



その時、突然頭上が影って、ものすごい音が響いた。


ルーシィ「何？」

ナツ「ん？」

ハッピー「あそこ‼」

シャルル「あれは!?」

レイカ「飛行船!?」

illust part,1→←setting -レイカ-

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