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澤村「おぉ、スガ。どうした?」
東峰「ビックリした〜」
菅原「やっと気付いたか」
「……え?」
菅原「よくぞ聞いてくれたよりな。俺が懇切丁寧に教えてやる」
「はい!」
菅原「好きって言うのはな、相手のことを気付いたら考えてる、目で追ってるってことを言うんだ。そんな経験、Aにもあるよな?」
ほう、なるほど。相手の事を思ったり、気がついたら目で追ってる、考えてたり…そんな経験私にもあるのだろうか。
澤村「おい待てA」
「はい?」
澤村「好きな人ができたのか」
なんでそんなに顔怖いの、澤村さん。あなたは私の親ですか。
東峰「お、俺は応援するぞ!頑張れ!」
「ありがとうございます!」
菅原「それで進捗はあったの?」
「あーまあ」
菅原「詳しく!」
「ここじゃなんですし、他の場所行きません?」
澤村「おい!それは俺たちには話せないってことか!!」
「ちがっ」
菅原「うるせえ!黙って昼飯食ってろ!」
東峰「あースガ、あいつだ」
ピシャン!と強く扉を閉めたので東峰先輩が最後のほうなんて言ったのかは聞き取れなかった。
教室からそれほど遠くないところに人気が少ない穴場があると連れてこられてそこで話すことになった。
菅原「ここならいいでしょ。はい、話して」
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作者名:らう | 作成日時:2024年3月25日 15時