人魚姫は反省する ページ5
翌日。教室に着いた私はあんずちゃんを見つけて声をかけた。
「おはよー、あんずちゃん！注射大丈夫だった？痛くなかった？」
すると、あんずちゃんが首をかしげて
あ「注射…？あ、あぁ！そう！注射だったからか。ありがとう、大丈夫だよ！」
「そっか、よかった！」
あ「そういえば、ごめんね？昨日プロデュース変わってもらっちゃって…」
「ううん、大丈夫だよ！あ、でもそうだ、ちょっと蓮巳先輩に怒られちゃた…」
あ「ええ！？どうかしたの？」
「いや、それがね…」
私がいいかけたその時。
神「あんず殿。昨日の練習時間のことで訪ねたいことが…A殿？」
丁度登校してきた颯馬君があんずちゃんにそういった。
「あ、おはよう相馬君」
あ「おはよう。どうしたの？」
神「うむ。あんず殿、昨日のプロデュース時間は我らの知らない間に変更になっていたのであるか？」
あ「え？あ、あれ？私、Aちゃんが変更のプリント配ったとばっかり思ってたんだけど…」
「ええ！？そんなの聞いてないよ？」
あ「でも、私メモと一緒にプリント机の中にいれたんだけど…」
「ええ！？……あ」
確かに机の中にはかわいらしいメモと時間変更のプリントがあった。
「うわああ…………本当だ。紅月の分もある…」
あ「ごっ…ごめんね？流星隊とUNDEDには渡したんだけど…蓮巳先輩だけ見つからなくて…呼び出されてて時間もなくて、Aちゃんいなかったからつい机の中に…」
「あー、そっか…昨日は最後の時間音楽だったからそのまま戻ってなかったんだ…」
頭を抱えると
神「いや、それならいいのである。あんず殿、今度からは我にも伝えてくれ。そうすれば直接伝えられる」
あ「うん、わかったよ」
「ごめんね二人とも…」
しょんぼりしていると
神「気にすることないのである。誰にでも勘違いはあるからな」
そういって颯馬君は自分の席に戻って行った。
「ごめんねあんずちゃん…」
あ「ううん、いいんだよ！でも、つくの中は確認してくれると助かるな！」
「わかった！今度からは二度見するよ！」
やっぱり一回だけじゃあたりないよね！確認確認！
その会話を聞いて、ため息をついた人がいるとは気づかない。
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十六夜 - 面白いです！続きが早く読みたいです！ (2019年9月12日 15時) (
レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 面白かったです!続きが気になります!頑張ってください!応援してます! (2019年8月25日 17時) (レス) id: c87e668401 (このIDを非表示/違反報告)
ともえ(プロフ) - 面白かったです！更新して欲しいです！続きが読みたいです！ (2019年2月5日 0時) (レス) id: 3030554e8b (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - タピオカさん» あぁあ！！ありがとうございます！直しました！ (2017年12月26日 8時) (レス) id: 439ff41d77 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(プロフ) - 面白いです！これからも更新頑張ってください！！あと、神崎くんは相馬ではなく、颯馬ですよ！ (2017年12月25日 21時) (レス) id: b4bb0f76b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作成日時：2017年12月24日 23時
