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α国北部森林を2人は歩く。
特に喋るような事もなく、ただ地面を踏みしめる音だけが響いていた。
渡辺｢伏せて！｣
その言葉に反射的に身を屈めると何かが空を切る感覚。
渡辺｢バレてるね｣
宮舘｢いい銃弾使ってるね｣
渡辺｢どこから撃ってるんだろ｣
阿部『北西方向2km先かな。凄いねこの銃』
宮舘｢β国、ねぇ…確かにちょっと力つけてきてる国だったし｣
渡辺｢どうする？｣
宮舘｢標的打てるところまで近付く｣
渡辺｢だよね｣
元より隠密作戦を得意としていた2人は、気配を出来る限り消し、敵のいるという北西方向へと向かう。
木々を乗り移り、威嚇射撃を放ち、森林の木に溶け込んでいく。
しかし、β国は2人の作戦を勘づいているようだ。時折銃弾が空を切っている音が聞こえる。
北西方向に近付くにつれ、ちょっとした崖や割と上流付近なのであろう流れの早い川が見えてくる。
どうやら、少しずつだが最北部にある山の方に近付いているみたいだ。
渡辺｢この辺陣取れば始末できそう？｣
宮舘｢まあ穏便に事を済ますならこの辺でもいいけど…ちょっとずつ場所は変えていった方がいいだろうね｣
渡辺｢よーし、じゃあうちーかたーはじめー！｣
2人はこの間お揃いで新調したばかりのスナイパーライフルを構え、同じ木からβ国の残党を狙う。
木の上からスナイパーライフル、等、普通の人なら出来ないであろう芸当を2人は難なくこなす。
しかし、敵も敵だ。易々と倒せそうにはない。
向こうも向こうで絶体絶命なのだろう、火事場の馬鹿力というやつか。
宮舘｢…翔太｣
渡辺｢何？｣
宮舘｢お前、あの時の約束覚えてる？｣
渡辺｢…急にどうした？あれは仕方なか｣
宮舘｢ちょっと行ってくる｣
渡辺｢は…？おい涼太！｣
あまりにも動かない戦況に、ふと数週間前見た夢を思い出してしまった。
宮舘は渡辺の静止を振り切り、1人更に北西方向へ足を進めた。
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サラダ(プロフ) - 湊都さん» ありがとうございます！ちなみにめめは佐久間のこと君づけします、。ホントにたくさんすいません、！ (2020年2月14日 22時) (
レス) id: a856ca8d9b (このIDを非表示/違反報告)
湊都(プロフ) - サラダさん» ありがとうございます（土下座）。呼称は本当にわからないのでありがたいです。書き直します。 (2020年2月14日 21時) (レス) id: 9124562c1c (このIDを非表示/違反報告)
サラダ(プロフ) - 紅一点小説を書いているものです。Twitterで見かけて読んでみたらはまりました！！ページ21の紫色の目をした軍人というあたりで"ふっかくん"と読んでいますが、康二君は"ふっかさん"って言います。ぜひ知っていていただきたいです！！ (2020年2月14日 19時) (レス) id: a856ca8d9b (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - 湊都さん» お答えいただきありがとうございます。あべさくですね！色の表現も素敵です！変な質問失礼しました。 (2020年2月5日 20時) (レス) id: aae655c3b8 (このIDを非表示/違反報告)
湊都(プロフ) - かごめさん» ありがとうございます。刺さっていただいたようで何よりです (2020年2月5日 19時) (レス) id: 9124562c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年1月30日 1時
