第47話 ページ49
※※※
部活が終わって帰宅した千歳は、実家の店の手伝いをしていた
時刻は21時、店の閉店時間となる
千歳「お父さーん、この瓶外に置いておくよ！」
千歳父「ああ、頼む！」
店を閉めた後、千歳は空の瓶が入ったかごを持って外に出た
千歳「よっこらせっと」
バックヤードの入り口の隣にはゴミ置き場があり、そこに瓶が入ったかごを置く
千歳「ふう…さて、次は」
ゴミ置き場から立ち去ろうとした途端、千歳のポケットから白い紙が一枚地面に落ちる
千歳はそれに気づき、紙を拾った
千歳「これ…」
この間凛に渡された彼の連絡先だった
思い返せば、まだ連絡はしていない
千歳「…連絡してみようかな」
千歳は意を決して携帯を取り出し、紙に書かれた電話番号を見ながら打つ
千歳「えーと、次は…」
次の数字を押そうとした、その時だった
千歳「ひっ！」
突然、画面がコール画面に変わったのだ
千歳「え？！私まだ全部打ってないけど？！」
内心パニックになり、必死で冷静になろうとする
少し気持ちを落ち着かせたあと、画面を改めて見てみた
千歳「…凛？」
画面には、先程千歳が打とうとした番号が表示されていたのだ
千歳「え、エスパー…？てか、何で私の携帯番号知ってるの？！」
若干だったが恐怖に感じた
だが、出ないわけにはいかない
千歳は思い切って電話に出てみることにした
千歳「も、もひもひ…」
凛『「もひもひ」って何だよ…。俺だ』
開口一番に千歳が噛んだことにツッコむ声が飛んできた
当然、出たのは凛だった
千歳「久しぶりだね、凛。スイミングクラブの時以来？」
凛『まあな』
彼は相変わらず不機嫌な態度だ
千歳「って、何で私の携帯番号知ってたの？教えてないはずだけど…」
凛「はあ…いつまで経ってもお前から連絡がこないから、お前の親父さんに聞いた」
千歳「お父さんに？！いつの間に…」
いつ父に聞いたのか、全く気付かなかった
凛『それより、お前水泳部に入ったのか？』
千歳「え？…うん、入ったよ」
私は彼の問いに流されるように答えた
凛『そうか。聞きたいことはそれだけだ、じゃあな』
千歳「え？！ちょっ、凛待って！」
千歳は突然切ろうとする凛を引き留める
だが、それはすでに遅く耳に入ってきたのは凛の声ではなく不通音だった
千歳「それだけって…けど、何で私が水泳部入ること知ってたんだろう？」
妹の江にでも聞いたのか
千歳の頭の中は疑問が募るばかりだった
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倉野柚稀(プロフ) - **RUNAさん» RUNAさん、こんばんは！とても嬉しいコメントありがとうございます！頑張って更新しますので引き続き応援をよろしくお願いします(*´﹀`*) (2021年10月3日 0時) (
レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
**RUNA(プロフ) - 応援してます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新頑張ってください！！ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 8f42e912d6 (このIDを非表示/違反報告)
倉野柚稀(プロフ) - 白奈さん» こんにちは、とても嬉しいコメントありがとうございます(*´﹀`*)これからも少しずつ直しながら更新していく予定なので、是非最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2021年9月27日 13時) (レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - リメイク版の今後の展開もとても楽しみです！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: ab21e29371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉野柚稀 | 作成日時：2021年9月23日 23時
