【Free!】 君たちが教えてくれた水景色 （再リメイク版）

第43話 ページ45

※※※

帰り道、渚は電車を待っているとちょうど怜がホームに降りてきた

渚「おーい怜ちゃん！」

渚は声をかけたが怜は無視する
だが、渚の自分の名前の呼び方に気づき

怜「怜ちゃん？！」

と、怜は驚く

渚「あ、怜ちゃん！僕のことも渚って呼んで？」
怜「呼びません。第一そんな親しくもない」

怜は眼鏡の山を上げる

渚「あ、じゃあこれから親しくなろうよ。水泳部にも入って」
怜「入りません、僕は美しいスポーツにしか興味ありませんので」

素っ気なく答える

怜「中でも、棒高跳びはその美しさが際立つスポーツだ。理論と計算によって完璧なフォームを作り出せることができる」

彼の言葉に渚はポカンとした

渚「難しいことは分からないけど、掛け持ちでもいいよ！棒高跳びも腕筋使うでしょ？水泳って丁度いいと思わない？」
怜「掛け持ちもしません」

キッパリ断る

怜「そもそも、人類は陸上で生きるために進化したんです。それを何故また退化する方向に遡り水の中でスポーツしなければならないのか…意味が分からない！！」

渚君はきょとんとした目で彼を見ていた
その後も、怜は水泳に対しての反対の理論をブツブツと言い続けていたのだった

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