マイペースな彼女は新の妹で…3 (ページ10)

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『……ちょっとね、ママ、おっとっとと食べたい』

「えっ？！でもさっきお腹…」

『食べたい…お願い(上目遣い)』

「ストックとして買ってくるだけよ？？」

『ありがと♪』

母が出て行き

『さて、話そっか…

まずさっき余命の話したのは公平からの告白を避ける為。』

秀次「……やっぱりか…」

陽介「マジかよ！でもなんでだ？？

出水の気持ちは知ってんだろ？」

『だから…公平が後悔するでしょ？ギリギリ高校卒業まで持つかな辺りの命だよ？？もう2月過ぎだしこれの一年後だったらギリギリだよね。

無理無理、私だったら到底耐えれない。』

秀次「出水ならそれでもいいからって言うと思うが？？」

『ダメだよ。
私なんかで人生縛っちゃ駄目なの。
公平に言っておいて、私の事は諦めろって…

居るなら“友人”としてにしてって。

……二人ともお願い、』

秀次「どうするかは俺たち次第だ。」

『うん、……取り敢えず今日は帰っていいよ。
このままここに居るのは耐えれないでしょ？？』

陽介「耐えれねーとかじゃねぇけどさ……

Aお前残酷な方選んで自分の事も傷付けるのはやめろよ。とりま俺らは今から弾バカ追い掛けてくるわ」

『……うん。また今度』

秀次「あぁ…また今度…な」

前に書いていたやりたい事リストを出す。

1.高校卒業
2.旅行に行く
3.皆で写真を撮る
4.皆と決別する
5.人を好きにならない
6･学校行事に参加する
7･1回でいいから＿＿＿＿＿＿
8･スイーツ･好きな物を沢山食べる
9･ボーダーを辞める。
10･お兄ちゃん達に手紙を書く。

『……5は出来たかな…』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

「よっ！」

『来ると思った。』

「ぼんち…は食えねーんだったな。話って？？」

『呼んでもないけど話はある。
ボーダー辞めるから城戸さんにこれ、渡して欲しい。』

「退所届けまで用意するとか…でもAはギリギリまでボーダー本部のボーダーだ。」

『……無理無理、知っての通り身体が今ですら動けないんだよ？？学校にすら行けないかもしれないのに。』

迅「そうだけどさ、公平落ち込んでたじゃん。好きな奴の寿命聞くとか耐えれないだろ。」

『そうだね。だからそれを選んだの。迅さんが分岐でも出してなかった可能性を』

迅「それそれ。今も殆ど変わってないんだなぁ〜これが」

『みたいだね？』