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「え、本当に何も無いんですか?
だって手がいきなり上がらなくなったんですよ?!明らかにおかしいんです。」


医師「CTを撮っても何も無かったのでこれ以上の事は出来ません。」



救急外来で診察してもらうが何もないと言われ食い下がる母



「Aは昔小さい脳梗塞があった時もあるんです。MRI撮る事は出来ませんか?」


医師「すみません、それは無理です。」


「いやでも…」


『ん……お姉ちゃん…?ママ怒ってるの?』


診察で疲れて眠っていたAが目を覚ます


優花「……怒ってはないよ。Aはもう少し寝てていいから、ね?トン トン」


『うん、……』


新「姉ちゃん水買ってきた。」


葵「一応おにぎりは買ってきたけど…Aも起きてないし無理かな…」


優花「うん、ちょっと今は食欲無いから後で食べる。ありがとう新、葵ちゃん。」


新「どう?」


優花「フルフル…ママがおかしいって言ってるけどCTには何も写ってないの一点張り。多分このまま帰らされると思う」


葵「でも右手動いてないのに??」


優花「うん、お母さんもそれで抗議してるんだけど全く聞き入れてもらえなくて」


「こっちもA心配なんです。MRIする事は出来ないんですか??」


看護師「すみません、お母さん…今日はもう……」


優花「ずっとあの調子。」


葵「……そっか………あれじゃ納得出来ない…」


新「あぁ、」


「新、悪いんだけど車のエンジン掛けて表まで持ってきてくれる?ママその間に会計してくるから。優花と葵くんはAの事お願い。」


「「「分かった/りました。」」」



全員が納得出来ないまま一旦家に帰る事になった

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作者名:reina | 作成日時:2018年10月15日 23時

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