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俺は仮にも君の恋敵だろ、何で同情してるんだ。


陸「それなら良かったです!
あの日その姿見ちゃってこれ柚菜さんに知られたら大変かもって思って、でも俺じゃ確証無かったから聞いた方がいいかなって!
俺嘘つくのは苦手だから、柚菜さんに嘘つく事はしたくないですし!笑」



あぁ、成程、これはAが好きになる訳だ。


真っ直ぐだ。俺たちが捨てた真っ直ぐな心を持ってる。


ご両親の育て方が良かったってAが言ってたが本当にそうだろうな。ここまで純粋な18歳は探してもいないだろう。


俺達には俺達なりの正義があるがそれがいつも正しいかといえば違う。現に組織の人間として既に何百人の命を奪っていった


Aもそうだ。あいつはその重圧に潰されそうでも必死にしがみついて捕まえる為に頑張ってる。



透「ふふ、まさか恋敵から心配されるとは驚きです。」


陸「え?あっ!そっか!!でも柚菜さんが幸せに過ごせるなら俺は凄く嬉しいです。
だから……その、絶対に柚菜さんを悲しませないで下さい!」


透「……そうですね。悲しませずに幸せになれる様努力します。」



それだけ聞くとあっ、収録の時間!と思い出したかのように陸が叫びじゃあすみません、しつれいします!といい小走りで公園から抜けていく



「ははっ、アレは…勝てないな。(苦笑)」




これから数カ月が経ち歳を越し柚菜もといAの誕生日がやってくる



零「27歳おめでとう。」


『嬉しくない!正月なのに!誕生日なのに仕事って……こんな酷い事ある?』


零「ここにあるだろ。」


『うっ、そうだった。あー今年ライブに4回しか行けなかった』


零「それだけ行ければ充分だ。手と頭を動かせ手と頭を。」


『腹立つ……このクソベビーゴリラ』


零「なんだとこのクソヲタクゴリラ」


『なに、やるの?』


零「やってやろうか?」



風見・白鷺「降谷さん、藤城さん落ち着いて!
早く進めないと計画が狂います!」


『そうね、一時休戦。』


零「そうだな。」



今にも戦いそうだった2人を止めた部下2人



組織の情報が手に入り壊滅の為計画準備していた


各国の諜報員とも連携を取り連日連夜ただでさえ忙しいが余計大忙しだった

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作者名:reina | 作成日時:2020年7月26日 22時

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