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ｶﾗﾝｶﾗﾝ
「いらっしゃいませ。貴方は…こんにちはﾆｺ」
「こんにちは。安室さん少しお時間頂けませんか！」
沖縄ではあの停電の時ホテル内で組織以外の殺人事件があり支配人は夜逃げした事に仕立てあげ幸い独身で借金に追われている事もあり怪しまれる事は無かった
だが東京に戻ってきてすぐ安室の元に柚菜もといAを好きだという七瀬陸が現れた
「……いいですよ。すみません、梓さん少し出てきます。」
「はい、分かりました！」
あのゴリラ…七瀬陸の事は大丈夫じゃなかったのか。
まず何で俺の元に来た？何かしたか？いや、あいつ以外で何かしたことは無いはずだ。
取り敢えずAに連絡しておくか。アイツ今日はカフェのバイトだろ。
公園に行きベンチ近くで話す2人
透「今日はどうされたんですか？柚菜は一緒じゃない様ですが……ﾆｺ」
陸「…安室さんは…浮気してるんですか？」
透「……はい？どういう事です？」
陸「この間の沖縄で安室さん金髪の女性と歩いてましたよね。」
見られてたか。どっちだ？ベルモットか？Aか？
透「えぇ、そうですね。因みに髪の長さはどれ位でした？」
陸「肩辺りだった気がする。停電した時に柚菜さんが心配で見に行ったのに居ないから、安室さんの所かなって見に行った時一緒に部屋に入ってましたよね！」
透「あぁ……そうですね。入りましたよ。」
Aの方を見られたか。
陸「柚菜さんいるのに他の人とも付き合ってるんですか？」
透「まさか、あれは私の姉ですよ。姉。」
あいつを姉に仕立てるのは面倒だがベルモットの代わりにするか。天然で単純、素直な性格なのはAの調査報告書があるから知ってる。
陸「えっ、」
透「姉です。姉は沖縄に旅行に来てた様でBARで会って停電後に酔っ払っていた姉を部屋に運んでいたんですよ。ﾆｺ
柚菜もよく知っていますよ、幼馴染ですから。」
陸「なんだ…良かった……」
透「は？」
陸「良かったです……ﾆｺ
柚菜さん、安室さんの事あんな風にキスするくらいだから好きなのは間違いないですよね。
もし裏切られたら…オレなら凄く悲しいから柚菜さんには幸せになって欲しいし！ﾆｺ」
この子は何を言ってるんだ？
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作者名：reina | 作成日時：2020年7月26日 22時
