*第26話 『ごめんなさい。』 ページ3
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翔 ゴクッ
よし…とりあえずは、大丈夫だ。
ここにいても…どうせ、またみんなを不幸にしてしまうだけだ。
はやく…ここを出なきゃ…
貴「もしもし――――――――――――――」
数日後―――――――――
翔「ぅんっ?…」
藍「おはよう、ねぼすけ…」
翔「ここは…?」
藍「寝ぼけてるの?事務所だよ」
翔「え…」
藍「君が助かったのは、優香と、君の双子の弟のおかげなんだよ?」
「覚えてないの?」
翔「あ…あぁ」
藍「取り合えず…どうにかして、御礼でも行ってきなよ…」
翔「どうにかしてって…なんでだ?」
藍「籠ったんだよ…また。」
翔「え…まじかよ!?」
藍「今、優香は、人を避けている。」
翔「っ…」
藍「僕も…おそらくは…面談さえ許してくれないと思う」
翔「俺が行く」
俺の責任だ…あいつ…また、一人で全部抱え込みやがって
バタンッ
俺は、勢いよく部屋を飛び出して優香の部屋へ向かう
すると、皆の姿が見えた。
音「翔…っ!!!」
その次に音也が口にした言葉が
俺の胸に…
まるで、ガラスの破片が刺さったかのように…
つめたくて…痛いくて…なによりも、重い言葉だった
――――――――続く―――――――――――――――
*第27話 『それでも、俺は行く』→←*第25話 『大人数で観光!!』
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作者名:きょうや | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/gamu/
作成日時:2014年1月1日 17時